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マクラーレンF1、予算制限の影響で大幅アップデートを投入できず「開発にブレーキをかけなければならない」

2022年7月8日

 マクラーレンF1は、2022年シーズンにこれ以上の大幅なアップデートを行う予定はないと、チーム代表のアンドレアス・ザイドルが第10戦イギリスGPを前に示唆している。


 バーレーンでのプレシーズンテストではブレーキトラブルで出遅れ、シーズン開幕後もマシンのダウンフォース不足により苦しい序盤戦を送ったマクラーレン。現在も昨シーズンと同じコンストラクターズランキング4番手を維持してはいるが、5番手のアルピーヌとはわずか6ポイント差と油断はできない状況にある。


 しかし、『The Race』によると同チームのアンドレアス・ザイドル代表は、「現時点でメインとなるのは、今あるパッケージからより多くのパフォーマンスを引き出すことだ」と語り、マシンにこれ以上の大規模アップデートを行う予定がないことを示唆した。


 他チームの多くと同様に第6戦スペインGPでアップデートを投入しているマクラーレンだが、大規模アップデートはこの1回にとどめ、今後は「シーズン中に、マシンにどのような非常に小さな変化を加えられるかを見極める」ことに注力するという。


 その背景にはバジェットキャップ(予算制限)の問題がある。2022年シーズンは1億4000万ドルに設定されているF1チームの予算上限だが、マクラーレンはすでにこの上限を超過する見通しであることを明かしている。世界的なインフレと原油高による参戦コスト増はアップデートに必要な予算を逼迫し、「さらなる開発についてはハンドブレーキをかけなければならない」とザイドルは語る。


 一方、マクラーレンのライバルとなるアルピーヌF1は予算上限まで余裕があると伝えられており、イギリスGPにもアップデートを投入するなど積極的な開発を続けている。ザイドルはこれを意識してか、「ポジションを維持するためには、マシンのステップアップを確実に続ける必要がある」として、現状のパッケージでより安定感を引き出すことを目標に掲げた。

2022年F1第10戦イギリスGP マイク・エリオット(メルセデス)/アンドレアス・ザイドル(マクラーレン)/ギュンター・シュタイナー(ハース)
2022年F1第10戦イギリスGP マイク・エリオット(メルセデス)/アンドレアス・ザイドル(マクラーレン)/ギュンター・シュタイナー(ハース)

2022年F1第10戦イギリスGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2022年F1第10戦イギリスGP ランド・ノリス(マクラーレン)



(autosport web)


レース

11/1(金) フリー走行 23:30〜24:30
スプリント予選 27:30〜28:14
11/2(土) スプリント 23:00〜24:00
予選 27:00〜
11/3(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン362
2位ランド・ノリス315
3位シャルル・ルクレール291
4位オスカー・ピアストリ251
5位カルロス・サインツ240
6位ルイス・ハミルトン189
7位ジョージ・ラッセル177
8位セルジオ・ペレス150
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ31

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム566
2位スクーデリア・フェラーリ537
3位オラクル・レッドブル・レーシング512
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム366
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム46
7位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム36
8位ウイリアムズ・レーシング17
9位BWTアルピーヌF1チーム14
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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