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周回遅れの処理もショーのひとつに。FIA、F1ブルーフラッグ規則の緩和を検討
2018年5月24日
FIAはF1におけるブルーフラッグ規則の変更を検討していると、レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが語った。ただし実現に移すのは簡単ではないと認めている。
ブルーフラッグは、周回遅れになるマシンに対し、後ろから来るマシンに道を譲るよう指示するためのものだ。
かつては、後方から速いマシンが近づいてくることをフラッグで知らせ、道を譲るよう促すにとどまっていたが、現在ではブルーフラッグを示されたドライバーは、上位を走るドライバーたちを速やかに前に出すことが義務付けられている。
しかし、周回遅れをうまく処理できるかどうかも、ドライバーのスキルのうちであるという考え方から、これまで繰り返し、現在のブルーフラッグシステムの見直しを求める声が上がっている。
ブルーフラッグを廃止した場合、優勝争いをしているドライバーたちが、周回遅れのマシンを抜く際に、これまでよりもてこずる場面も出てくるだろう。それが最終リザルトに影響する可能性があり、ショーの面での改善につながるとの見方もできる。
スペインGPの週末、この問題について聞かれたホワイティングは、規則の変更について検討していることを認めた。
「これについてはこれまで何度も話し合いが行われ、提案を受けてきた」とホワイティング。
「チームやドライバーたちには不評だが、この件は議題になっており、完全に却下されてはいない」
実現する可能性は高いとはいえないというホワイティングだが、引き続き検討していくということだ。
「こういった決断については慎重に検討を重ねる必要がある。推定にすぎないが、今のところ、廃止する可能性は50パーセントに満たない。賛成している者は多くないので、実現するのは簡単ではないと思う」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(AUTOSPORTweb)
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