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【レースの焦点】完璧に秩序だったメルセデス。負けられない一戦でハミルトンが“笑顔”の快勝

2017年4月11日

「今日のコンディションは、僕らのマシンにとても合っていた。もっと暑くなると……いままでのところで言うと、開幕戦を見るかぎり、僕らにはあまり向いていない。まだタイヤを学習している段階なんだ」

 路面温度15℃という冷たい上海で完璧な勝利を飾った後、バーレーンGPの予想を訊ねられたルイス・ハミルトンは「暑いコンディションほどフェラーリは強くなる」と、冷静に答えた。

「だからバーレーンのフェラーリはすごく速いだろう。ストレートが多いコースレイアウトを考えると、もちろん、僕らのパワーユニットの強さも鍵になるけれど」

 2017年は期待を上回る接戦で始まった。他を圧倒していたメルセデスとしては、ライバルに追い上げられている状態である。でもドライバー個人=ハミルトンにとっては、戦う相手がチームメイトからセバスチャン・ベッテルに変わったことで、レースはずっと純粋に、伸び伸びと戦えるものになったのかもしれない──。互いに手の内を知り尽くしたチーム内の戦いは、息も詰まる重苦しさをともなっていたから。

 メルボルンで敗北した後、絶対に負けるわけにはいかない第2戦。長いストレートを備えたコース、低い気温と路面温度、そしてハミルトン自身が得意としてきた上海。ポジティブな要素はいくつもあったが、簡単なレースではなかった。

 金曜日の走行がほぼゼロでは、十分なデータがない。手さぐりで戦わなくてはならない状態で、ドライビングのミスも戦略判断のミスも、絶対に避けなければならない──。フェラーリは常に、真後ろに迫っているのだから。

 新しいタイヤ、グリーンな路面、インターミディエイトを履いたスタート……。未知の要素に相対しながら、瞬間瞬間に正しい判断を下すことが求められたレースだ。

 ポールポジションから最初の課題=スタートをクリアしたハミルトンは、インターミディエイトで走行した序盤がもっともトリッキーだったと説明した。グリッドに着くラップではドライタイヤも試したが、その時点ではドライの使用は不可能に思われた。ところがレースが始まってみると、コースは予想以上に乾いていた──インターミディエイトが一瞬で駄目になってしまうコンディションだ。

「速く走りながら、タイヤを壊さないよう細心の注意が必要だった」

 決め手となったのは、2周目のバーチャル・セーフティカー導入時にステイアウトしたこと。2番手からチャレンジする立場のベッテルが即座にピットインしたのは、インターミディエイト→ドライの交換において“アンダーカット”を狙うため。





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