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ホンダ密着:バトンは不安定な天候で苦戦。ふたりの予選は対照的な結果に

2016年11月13日

 金曜日、30℃を超えていたインテルラゴスの気温は、土曜日になって急降下。フリー走行3回目開始時の気温は前日から10℃以上下がって18℃。50℃以上あった路面温度も土曜日は30℃に一度も達することはなかった。さらに上空には雨雲が広がり、一日中、時折霧雨が降るという不安定な天候が続いた。このコンディションが、この日のフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンのパフォーマンスを大きく分ける結果となった。

 まずアロンソである。土曜日のフリー走行3回目が開始される直前、実はアロンソのマシンはトラブルを抱えていた。

「ギヤボックスのセンサーが不具合を起こしていたので、センサーを交換するため、急きょギヤボックスを車体からいったん取り外すことになったんです」と長谷川祐介総責任者は語る。

 セッションがスタートしても、アロンソのマシンがガレージの中で、待機していたのはそのためである。しかし、この日のインテルラゴスは霧雨のため、セッション開始時はどのドライバーもウエットタイヤを装着してコースインしていた。その後、徐々に路面が乾いていったので、アロンソがセンサー交換によって受けた被害は予想よりも小さなものに終わった。

LAT

 一方、金曜日のフリー走行でクルマに満足していたバトンは、この路面変化が凶と出た。「今日は完全に別のクルマになってしまった」と嘆くバトンに、フリー走行ではこんなトラブルも発生した。

「フリー走行3回目の終盤に、ジェンソンのパワーユニットの電源が瞬断され、システムが止まって、エンジンも一時的に止まってしまいました。すぐに復活したので、ピットインさせましたが、特に問題はありませんでした。もう一度コースインさせることもできましたが、残り時間もそんなに残っていなかったので、セッションを終了させました」

 バトンの不運はまだ続いた。フリー走行3回目が終わった時点で、クルマに満足していなかったのですが、それがダンプ(半乾き)からドライへ変更したためだったのか、それとも前日に比べて路面温度が大きく下がったからだったのかが特定できないまま、予選を迎えてしまったのである。

 果たして、ブラジルGPの公式予選はバトンが17位でQ1落ち。アロンソはQ1からトップ10内のスピードを披露してQ3に進出するという対照的な結果となった。

 日曜日のインテルラゴスの天候は、雨が予報されている。それが2人に、今度はどんな影響を与えるのだろうか……。




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