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「前向きな要素ゼロ」。バトン、タイトルを諦める

2013年6月13日

Sutton

 ジェンソン・バトンは、カナダGPの後、マクラーレンが今年タイトルを獲得することはできないだろうと述べた。

 カナダでバトンは14番グリッドからスタート、ウイナーから1周遅れの12位でフィニッシュした。チームメイトのセルジオ・ペレスは11位で完走、マクラーレンの連続入賞記録が64戦で途切れることとなった。

 現在バトンはドライバーズランキングで10位、リーダーのセバスチャン・ベッテルとの差は100ポイント以上に拡大している。マクラーレンはひとつ上のフォース・インディアと14ポイント差のランキング6位に沈んでいる。

 バトンはカナダGP決勝を終えた直後、まるで自分たちは「別カテゴリーのように」遅かったとして、クルマから降りるのが「これほど嬉しかったことはない」と語った。

「上位との差があまりにも大きい。僕らが今年の選手権を制することはないだろう」とバトンが述べたとTelegraphが伝えた。
「でもグランプリで優勝することはできる。その可能性はまだ残っている」

 カナダGPに関しては前向きに考えられる要素は何もなかったとバトンは言う。
「ポジティブな要素は全くない。プッシュしたらタイヤが持たないと考えたので、タイヤをかなり労わりながら走った。(でも実際はタイヤが長持ちしたため、もっとプッシュしていたら)ポイント圏内に入れたかもしれない。それでも8位とか9位とか10位あたりだろうし、リーダーに周回遅れにされただろう。本当にショックだ」

 バトンは、マクラーレンならいつか問題を解決できると信じているが時間がかかりそうだと語った。

「(次の)シルバーストンはこことは全く違うサーキットなので、そこに期待を感じる。ここに持ち込んだ新しいパーツは機能しなかったけれど、高速コーナーが多いシルバーストンでは効果を見せてくれることを期待している」
「こういう問題を抱えているとき、小さなチームにいるのではなく、マクラーレンのようなチームにいられて本当によかったと思う。僕が所属しているのは素晴らしいチームだ。おそらくこういう状況から抜け出す方法を見つけるのが最も得意なチームだ。いつか問題を解決できる。ただ、時間はかかる」




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