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ミシュランユーザー7チーム、一転無罪に

2005年7月15日

 ミシュランユーザーの7チームは、アメリカGPの決勝に参加しなかった件につき、2点において有罪とされたものの、今週モナコでチーム代表とFIA会長マックス・モズレーが会合を持った結果、一転、無罪の判断が下された。
 ロン・デニス(マクラーレン、ウイリアムズ、BAR、トヨタ、ルノー、ザウバーの6チームを代表)とクリスチャン・ホーナー(レッドブルを代表)が、モズレーと木曜、モナコにて会合を持ち、この際新たな証拠を提出、この結果、“適切なタイヤを用意しなかったこと”、“レースへの出走を不当に拒否したこと”でチームを有罪とするのは、厳しすぎるとの判断が下った。
 FIAは以下のような声明を発表している。
「新たな証拠を検証し、デニス氏およびホーナー氏と共に審議した結果、チームは契約上タイヤサプライヤーの指示に従わざるを得なかったこと、そしてタイヤサプライヤーは彼らがインディアナポリス・モータースピードウェイの認可されたレイアウトでレースをすることをはっきりと禁じた、ということを納得した」
「スポーツ上も法的にも、FIAはサーキットレイアウトの変更を認めることはできなかった。チームが規則および契約上の義務を守らなければ(特になんらかの事故が起きたならば)、FIAもチームも、アメリカにおいて法的に非常に難しい状況に追い込まれることになっただろう。こういった事実を認識し、新たな証拠を考慮すると、チームに対する懲戒手順を進めることはもはや適切ではなく、このスポーツの利益にもならないと考えた」
 この後、チームの有罪判決の取り消しが、世界モータースポーツ評議会に提案され、数日中のうちにFAX投票が行われるものとみられる。




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