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マグヌッセンの危険なブロックに戒告。ルクレールとザウバー代表が怒り示す

2018年5月12日

 ハースF1チームのケビン・マグヌッセンが、F1スペインGPのフリープラクティスで危険な事態を引き起こす可能性がある走行を行ったと判断され、戒告処分を受けた。


 金曜FP1終盤、ザウバーのシャルル・ルクレールは低速で走行中のマグヌッセンにストレートで追いつき、追い越そうとしたところ、マグヌッセンが遮るように動いた。ルクレールは危ういところで接触を避けた後、無線で不満を訴えた。


「マグヌッセンはひとりで走っているわけじゃないってことを理解すべきだ。スローラップなのにライン上を走り続けている。いつでもそうだ」


 スチュワードはこの一件について調査し、マグヌッセンの話を聞いた結果、戒告処分を与えることを決めた。


 マグヌッセンは、イエローフラッグが掲示されたために減速、しかしその後イエローが解除されたことを知らず、後ろのルクレールはイエロー区間を経ることなく、減速せずに走っていたことに気付かなかったと説明したという。そのためスチュワードは、彼が不必要な妨害をしたとはみなさなかった。しかしルクレールが追い越そうとした時、ターン1でマグヌッセンがそこに被せるように動いたことについては、スチュワードは問題視。接触は避けられたものの、危険な事態に発展する可能性がある、不必要な行為であったとして、マグヌッセンに戒告処分を与えることを決めた。マグヌッセンが戒告を受けるのは今季初のこと。


 ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、マグヌッセンの行為について怒りを示した。


「フリープラクティスであんな行動を取るなんて意味がない」とバスール。


「決勝なら意味があると言うつもりもないし、ばかげていると思うが、それでも決勝中であれば理解はできる。だがフリープラクティスでというのは全く意味がない」


 前戦アゼルバイジャン決勝でマグヌッセンはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーに接触、10秒ペナルティとペナルティポイント2という処分を受けた。


 ガスリーによると、マグヌッセンは決勝直後に謝ったが、その後、メールで改めて謝罪を行ったということだ。


「あの週末の後、メールで改めて謝罪してきた」とガスリーはEkstra Bladetに対して語った。


「レース直後に僕は激怒していて、彼の言うことに耳を傾けなかった。でも今はもう問題ない。ああいうことがまた起こらないようにすればそれでいい」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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