2016年F1第19戦メキシコGP　土曜フリー走行3回目は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。

　気温13度、路面温度24度と、昨日に続き涼しいコンディションのもと始まった今週末最後のフリー走行。ハース勢を先頭に、各陣営予選に向けたチェック走行を開始した。

　開始20分が経過し、ソフトタイヤを履くルイス・ハミルトンがトップタイムをマーク。金曜日のセッションを首位で終えたセバスチャン・ベッテルが2番手に続く。

　程なくして、2番手ベッテルのタイムをレッドブル勢が上回る。ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンのふたりはハミルトンに0.2秒の遅れのタイムを記録した。ハミルトンとタイトルを争うニコ・ロズベルグは思うようにクリアラップが取れず、バックオフしつつ間隔を取る。

　セッション残り時間10分を切ったところで、フェルスタッペンがトップタイムを塗り替え、リカルドもそれに続く。3番手に落ちたハミルトンは「トラフィックが多すぎる！」と無線で訴えるなど、ロズベルグと同様にクリアラップが取れずにフラストレーションを抱えながらの走行を強いられていた。

　ハミルトンは残り約2分のところで2番手タイムを記録するが、フェルスタッペンには約0.1秒及ばずそのままセッションを終えた。今週末注目のフェラーリ勢もメルセデスと同様にトラフィックに苦しめられ、ベッテル6番手、キミ・ライコネンが7番手のタイムを記録した。マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが13番手、ジェンソン・バトンは15番手に終わった。

　メキシコGPの予選はこのあと3時（現地時間13時）から行われる。

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