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ハミルトン「F1は決定に携わる人数を減らし、ドライバーに意見を求めるべき」
2016年3月23日
現F1世界チャンピオンのルイス・ハミルトンは、F1の意思決定のプロセスを変える必要があると考えている。現状ではプロセスに関わる人数が多すぎる、というのが彼の見方だ。
現在、F1のルールを決める過程には、ストラテジーグループ、F1委員会、世界モータースポーツ評議会(WMSC)が関与する。ただし、WMSCは基本的にはストラテジーグループとF1委員会による決定を承認するだけとなっている。
「上層部で意思決定に関わる人間があまりにも多いのではと思う。しかも、彼らは実際にF1に乗るわけではないから、現実をあまりよく理解していない」とハミルトン。
「彼らにはそれぞれ違った意見があり、満場一致で同意することは難しく、なかなか話がまとまらない。それに僕の理解しているところでは、チームのなかにも資金が豊富で他より発言力の強いチームがあるようだ。それにドライバーの間でも、半分がある意見を言えば、残りの半分はまた違うことを言うといった状態なんだ」
「最適な方法は分からないけど、とにかく意思決定に関与する人数を減らす必要があると思う。そうすれば正しい決定が下されるようになるんじゃないかな」
シーズン開幕直前に性急に予選方式を変更した経緯について、F1は激しい批判を浴びることになったが、ハミルトンは2017年のテクニカルレギュレーションもそうした問題の一例だと指摘している。
「メカニカルグリップを上げて、前のクルマの乱流の影響を減らし、より接近したレースができるようにすることが必要だ。現状では、あまりグリップレベルが高くないため、クルマはいつもスライドしているし、乱流に入ると(空力的なグリップまで失って)どうしようもなくなる。これはドライバーの腕ではどうにもならない」
「前のクルマにもっと近づくことさえできれば、F1ドライバーには接近したバトルをする能力がある。だから、まず近づくことができるようにするべきなのに、上層部はそういった方向にレギュレーションを変えるつもりはないようだ。ダウンフォースを増やして1周5秒速く走れるようにしても、レースは現状と何も変わらないだろう。ただラップタイムが5秒速くなるだけだ」
「彼らは僕の意見やドライバーたちの意見を聞こうとせず、全然違うことをやろうとしている。おそらく彼らはタイヤを改良せずにダウンフォースを強化するだろう。結果として、来年もレースのあり方は何も変わらないことになる」
FIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングによれば、ドライバーにはさまざまな形で発言の機会が与えられている。だが、ハミルトンは自分たちの意見がいつも聞き流されていると感じていると語り、そうした場にほとんど参加せず、参加してもあまり発言しない理由はそこにあるとした。
「決定権を持つ上層部の人たちは、ドライバーに『実際にクルマに乗っていて感じる問題は何か』とか『クラッチパドルをひとつにすれば、スタートは難しくなるか、簡単になるか』とか、そういったことを質問すれば、彼らにもメリットがあると思う」
「僕らはクルマについて知っていて、レース中に何が起きているかも知っている。だけど、別のクルマの背後についたとき、いったい何が問題になるのかと質問されたことは一度もない。そういう部分に関しては、僕らの意見を信じてくれてもいいと思うんだけどね」
(Translation:Kenji Mizugaki)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |