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無線ルール厳格化で、ドライバーへの遠隔操作が減少

2016年3月8日

 メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフは、2016年シーズンは無線に関する規制が厳格化したことにより、ドライバーのミスが増えるだろうと考えている。

 ウォルフは無線への規定変更は厳しすぎると感じているものの、ドライバーへの「遠隔操作」は少なくなり、結果としてレース中のミスや間違った戦略的判断が増加するだろうことを認めている。

「新たなレギュレーションの採用で、レース中にドライバーへ情報を伝える際の制限が多くなった。戦略、エンジンモードの展開、タイヤ選択、さらにはピットストップのタイミングに至るまで、多くがドライバーの判断に委ねられることになる。アルゴリズムやエンジニアによる最適化ができず、ミスの可能性が高くなる。ドライバーが決定権を持ち、ガレージから遠隔操作されなくなるのは良いことだと思う」

 現ドライバーズタイトル保持者のルイス・ハミルトンは先週、「なぜこんなことをしたのか理解できない」と発言し、規定の厳格化の必要性に疑問を投げかけた。しかしウォルフは、レースの内容を予測しづらくするための、良い手段であると説明。

 メルセデスは過去、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの間に不公平性を生まないよう、しばしば両者に同じ戦略を適用していた。新たな規定ではレース中、ドライバーが直感で判断を下すことになる。ウォルフは無線ルールの厳格化について、以下のように語っている。





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