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「アロンソは余裕の中団争い。クラッシュが悔やまれる」:英誌全ドライバー採点オーストラリアGP編
2016年3月27日
英AUTOSPORTが2016年第1戦オーストラリアGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。最高得点は8点、最低点は5点という結果だった。
これは英AUTOSPORTが数年前から行っている企画で、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
今年の開幕戦は9点、10点の得点を得た者はおらず、最高8点が与えられたドライバーが5人、7点が8人という結果だった。最低点は5点で3人に与えられた。
※次ページ以降の内容
最高得点5人への評価
マクラーレン・ホンダ、向上を結果に結びつけることができず
全ドライバーへの評価点は……
■最高得点5人への評価
8点と評価されたのはメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ、レッドブルのダニエル・リカルド、ルノーのジョリオン・パーマー、ハースのロマン・グロージャンだった。
2番グリッドから優勝を果たしたロズベルグに関しては「フェラーリが敗北につながる戦略を採ったことに助けられはしたが、フェラーリがそういう行動に出たのはロズベルグが後方からプレッシャーをかけ続けたからこそ」と寸評には記されている。
ハミルトンよりいいスタートを切り、ターン1の後はミスなく走り切ったことで加点、プラクティスでクラッシュ、予選でチームメイトに大差で敗れたことで減点されている。
ハミルトンはポールポジションから2位を獲得。「2015年終盤はぱっとしなかったが、ロズベルグの7戦連続ポールを阻み、好調さを示した」
「スタート失敗で減点。ただターン1でさらに順位を失ったのは不運だった。パニックに陥らずに挽回に努めたことは評価される」
リカルドは8番グリッドから4位を獲得した。「レッドブルのエンジンパワーはトロロッソ、ウイリアムズ、フォース・インディアよりも劣っており、予選でQ3最下位に終わったのは仕方がない」。スタートで順位を落としたことで減点、しかし序盤のうちにニコ・ヒュルケンベルグとフェリペ・マッサを抜いたことで加点された。「タイヤ選択をもっとうまくすれば2位フィニッシュの可能性もあったが、4位は現状のマシンがもたらせる最大の結果だ」
新人パーマーは13番グリッドからスタート、11位でフィニッシュした。「F1初の予選でQ2に進出、評価が高いチームメイト、ケビン・マグヌッセンより上位を獲得したというのは素晴らしい」。決勝中ミディアムタイヤでのペースはマグヌッセンにかなわなかったが、ルノーより速さで勝るトロロッソ勢を長く押さえつけたのは見事で「非常に素晴らしいデビュー戦だったと評価できる」
グロージャンは19番グリッドからスタートしながら6位入賞を果たした。「予選ではいつもと異なり、マシンの力を最大限に引き出すことができなかった。そこは減点となるが、決勝は完璧だった」
「序盤は他の誰よりもソフトタイヤをうまく管理し、赤旗を利用して1回ストップ戦略を完璧な形で実行、後方から迫る、速さで勝る数台のマシンを押さえ切り、ハースにF1デビュー戦で入賞という夢のような結果をもたらした」
なお、途中までトップを快走したフェラーリのセバスチャン・ベッテルへの評価は7点にとどまった。その理由として「赤旗までのパフォーマンスは素晴らしかったが、再スタートでチームがスーパーソフトを選んだことですべて台無しになった。実際にマシンに乗っていたベッテル自身がもっといい判断を下すべきではなかったか? 終盤ハミルトンを追うなかでわずかにコースオフをしたことでも減点」と寸評には記されている。
※次ページ以降の内容
マクラーレン・ホンダ、向上を結果に結びつけることができず
全ドライバーへの評価点は……
■マクラーレン・ホンダ、向上を結果に結びつけることができず
マクラーレン・ホンダについては、フェルナンド・アロンソは7点、ジェンソン・バトンは6点という評価が下された。
アロンソは11番グリッドからスタート、序盤は入賞圏内を走っていたものの、エステバン・グティエレスとクラッシュし、リタイアに終わった。
「メルボルンでマクラーレンは全体的に競争力を発揮、アロンソも好調で、常にチームメイトのバトンを一歩上回っていた」
「Q1では3番手、最終的に予選10位のヒュルケンベルグのフォース・インディアから約0.3秒の差で12位を獲得した。中団で苦しむというより、しっかり戦えている状態だった」
「決勝も序盤は非常に素晴らしい戦いをし、トップ10内を走っていた。しかしグティエレスをターン3で追い抜こうとした際に判断ミスを犯し、それが大きなアクシデントにつながった」
バトンは12番グリッドから14位フィニッシュ。「週末を通してウエットでもドライでも常にアロンソのタイムにわずかに届かなかった。マクラーレンはスタート時からタイヤ戦略を分け、ソフトタイヤスタートのバトンの戦略の方が有利だったはずだが、赤旗後にスーパーソフトを履いたのは大きな間違いだった」
「もう少しいい判断を下し、ファーストスティントでもっとうまくタイヤ管理を行えていれば、入賞圏内下位で戦えただろう」
※次ページの内容
全ドライバーへの評価点は……
■全ドライバーへの評価点は……
英AUTOSPORTによる2016年第1戦オーストラリアGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:8点
ニコ・ロズベルグ:8点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:7点
キミ・ライコネン:6点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:7点
バルテリ・ボッタス:6点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:8点
ダニール・クビアト:5点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:7点
セルジオ・ペレス:5点
■ルノー
ケビン・マグヌッセン:6点
ジョリオン・パーマー:8点
■トロロッソ
マックス・フェルスタッペン:6点
カルロス・サインツJr.:7点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:6点
フェリペ・ナッセ:5点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:7点
ジェンソン・バトン:6点
■マノー
パスカル・ウェーレイン:7点
リオ・ハリアント:7点
■ハース
ロマン・グロージャン:8点
エステバン・グティエレス:7点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
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予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |