2015年F1日本GPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝を獲得した。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
信じられないほど興奮している。レースの後、歩いているときにはだいたい興奮しているんだけど、今、これまでのさまざまな経験とここにたどり着くまで僕を支えてくれた人たちについて考えている。まず家族。彼らがいなければ僕は今ここにいない。他にもたくさんの人たちが僕を助けてくれた。彼らはその意味を知っているはずだ。
レースに臨むにあたって、ニコが予選ですごくいい仕事をしたこと、僕はいいスタートを決めなければならないことが分かっていた。ターン1はかなりタイトだったが、その後はただただ素晴らしい一日だった。
毎年このサーキットでは苦しんでいるのだが、それでも大好きだ。マシンバランスがよくてクルマが思いどおりに動いてくれるときには、コーナーを攻めていると、これ以上ないような素晴らしい気分になる。
エンジニアを含めガレージのスタッフ全員が素晴らしい仕事をしてくれた。プラクティスの後、データが十分なかったにもかかわらず、マシンの感触は信じられないほどよかった。チームには心から感謝している。彼らがいなければ僕はここにいないのだから。
最後に、ずっと応援してくれているファンに感謝したい。もっと上を目指すよ。
ここで勝つとアイルトン(・セナの優勝回数)と並ぶことは分かっていた。それだけに今日は感傷的になっている。でも僕は涙もろいタイプじゃない。ただただ喜びにあふれていてハッピーで明るい気持ちだ。そして僕がここにたどり着くまで支えてくれた人たちとこのチームに感謝している。
(ロズベルグとのきわどいバトルについて聞かれ)そこまで近いとは感じなかった。イン側のラインはイン側のラインだ。つまりあれは僕のコーナーだった。かなり近かったが、僕はアンダーステアでグリップがなかった。ニコはコースからはみ出したんだと思うけど、アウト側を走っていれば、そうなることもある。