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【角田裕毅F1第11戦密着】高速コーナーでクルマのリヤにナーバスな感触。改善を試みるもコントロールを失いクラッシュ
2021年7月31日
2021年F1第11戦ハンガリーGPのフリー走行1回目が開始して40分が経過した午後12時11分、ターン13のコースサイドで写真撮影をしていたら、突然コースサイドに設置してあるマーシャルライトが赤く点滅し、立っていたコースマーシャルたちも赤旗を振り始めた。数十秒前に角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)のマシンをシャッターに収めた後、カーナンバー22のマシンだけがなかなか戻ってこない。
角田に何か問題が起きたと把握した筆者は、ターン13の裏手からセクター1の方向へ向かうクレーン車の後を追うように、ターン2からコースサイドに入り、ターン3へ足を進めた。すると前方からカートが走ってきたので道を譲る。目の前を通り過ぎるカートにはヘルメットを被ったままの角田が乗っていた。
この日のハンガロリンクは気温30度以上、路面温度は最高で60度を超え、コース上の体感温度は40度以上はゆうにあった。それでも、ヘルメットをかぶったままだったのは、赤旗の原因となったターン4でのクラッシュに責任を感じていたからだろう。
「今日は本当にがっかりしています。FP1でミスをして走行時間を失ってしまいました」(角田)
何が起きたのか?
「クルマのリヤがとてもナーバスな感じで、特に高速コーナーでその傾向があり、ピエール(・ガスリー)選手と比較して僕が大きくタイムをロスしている部分でした。セッション中にこれを改善しようとトライしていたときにマシンのコントロールを失ってウォールにヒットしてしまいました」
ガードレールのないモナコと言われ、狭く曲がりくねったコースの印象が強いハンガロリンクだが、じつは時速200kmを超える高速コーナーがいくつかあり、角田はそのひとつであるターン10の手前にあるターン9でもスピンを喫していた。角田がクラッシュしたターン4は、ハンガロリンクのなかで最も速度が高く、7速、約290kmで抜ける高速コーナーだった。
セッション後にガレージに戻ってきた角田のマシンは、リヤサスペンションにダメージを負っていたため、チームはギヤボックスごと交換することを選択。そのほうが修理が早く済むからだ。チームとしてはセッティング変更したマシンで一度走ってもらい、土曜日以降に向けて、どのようにセットアップするかという方向を確認するうえで、フリー走行2回目に1回は計測ラップを行いたかった。
果たして、アルファタウリのメカニックたちは、なんとかフリー走行2回目のセッション中に角田をコースインさせることに成功。1回だけだったが、角田はアタックラップを行うことができ、有益なデータを得ることとなった。
「フリー走行2回目に走行させてくれたメカニックたちに感謝します。セッション終了前に修復を完了してくれて、FP2では1ラップのアタックをすることができました。僕にとってもエンジニアにもこのデータが役に立つので、今夜しっかりと確認していきます」(角田)
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズはこの日の角田とチームスタッフたちの仕事ぶりを次のように振り返った。
「メカニックたちは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らのおかげで修復したマシンに問題がないと確認することができたし、さらにFP1の後に行ったセットアップの変更をユウキが確認することもできた」
犯してしまったミスをやり直すことも帳消しにすることもできない。いま角田に求められることは、このミスを挽回しようとマシンと格闘するのではなく、ミスを受け入れ、マシンと対話しながら次のステップを踏むことだろう。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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