FP1はレッドブルが1-2発進、メルセデス最多周回

LAT

　F1第10戦ハンガリーGPは、現地時間26日10時（日本時間17時）よりフリー走行1回目（FP1）が行われ、まずはレッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。

　2013年シーズン折り返しの一戦となるハンガリーGPは、ブダペスト近郊のハンガロリンクが舞台。曲がりくねったレイアウトから“ミッキーマウスサーキット”とも揶揄されるこのサーキットは、モンテカルロに次ぐ低速サーキットとして知られている。

　ピレリは、イギリスGPで頻発したバースト問題への対応として、今回のレースから12年のコンストラクションと13年のコンパウンドを用いた新たなタイヤを採用。それに伴い、当初発表されていたミディアムとハードのタイヤコンパウンドも、ソフトとミディアムの組み合わせに変更されている。

　セッション開始時の気温は29度、路面温度は39度を記録し、快晴のもと終始ドライコンディションで90分のFP1が行われた。新たなタイヤが導入され、勢力図の変化も予想されるなか、このセッションで速さを見せたのは、ここまでドライバーズとコンストラクターズの両選手権をリードするレッドブル勢だった。

　残り1時間を切って本格的なアタックが始まると、フェラーリのフェルナンド・アロンソやロータスの2台に加えて、マクラーレンの2台もタイムシート上位に名を連ねていく。ただ、レッドブルの2台が残り20分を前に本格始動すると、まずはマーク・ウエーバーが1分22秒台後半のタイムで首位に。続いたベッテルが1分22秒723を記録してトップに躍り出た。

　その後、各マシンともチェッカーまで走行を続けたものの、タイムシートに大きな変動はなく、ベッテルのマークした1分22秒723がこのセッションのトップタイムに。2番手も変わらずウエーバーで、レッドブルの2台のみが1分22秒台のタイムを記録した。
　3・5番手につけたキミ・ライコネンとロメイン・グロージャンのロータス勢に割って入る形で、フェラーリのフェルナンド・アロンソが4番手に入った。

　新タイヤが導入されたこともあってか各マシンとも積極的に走行を重ねたFP1では、ほとんどのマシンが20周以上を周回。シルバーストンのタイヤテストに参加することができなかったメルセデスの2台は、ともにこのセッションの最多周回となる28周を走行している。

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