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ホンダ密着:今季最大の失望、開発「前倒し」決意

2015年6月8日

 金曜日の夜に問題が見つかったフェルナンド・アロンソのパワーユニットに続いて、土曜日のフリー走行3回目ではジェンソン・バトンのERS部品に問題が生じたホンダ。レース出走に備えて、関連するICE、ターボチャージャー、MGU-H、そしてMGU-Kを新しいコンポーネントに交換した。すでにバトンはターボチャージャーとMGU-Hは4基目を使用していたため、ふたつのコンポーネントは「5基目」の使用となった。

 現在のレギュレーションでは、ひとつのコンポーネントで5基目を使用すると10グリッド降格。もうひとつ別のコンポーネントで5基目を投入するときは5グリッド降格。あわせて15グリッドダウンとなる。しかし予選に参加できなかったバトンは特例で最後尾スタートとなっていたため、15グリッド降格の代わりに「スタートから3周以内にドライブスルー」というペナルティとなった。

 一方、土曜日にパワーユニットの交換を済ませていたアロンソは、予選14位を獲得。予選12位のマックス・フェルスタッペンがペナルティで降格したため、13番手からのスタートとなった。さらにアロンソは1周目に2台を抜いて、11番手に浮上。早くも、入賞が狙える位置まできていた。

 だが、レースはホンダにとって厳しいものとなった。アロンソは徐々にポジションを落とし、45周目にガレージに戻ってリタイア。最後尾からスタートしてドライブスルーペナルティを消化したバトンは、17番手以上にポジションを上げることなく、55周目にレースを終えた。





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