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前半戦ランキング:完走率&ペナルティポイント
2014年8月14日
今シーズンの前半戦をさまざまな記録で振り返る「前半戦なんでもランキング」。第6回はレースの完走率とペナルティポイント&罰金です。
まずは完走率。これまで11戦すべてを完走(完走扱い含む)しているのはフェラーリのフェルナンド・アロンソとマクラーレンのジェンソン・バトンのふたりです。ただし、リタイア1回のドライバーのうち、キミ・ライコネンとニコ・ヒュルケンベルグ、マックス・チルトンの3名はアクシデントによるリタイアとなっています。
タイトルを争うメルセデスのふたりはどうでしょう。ニコ・ロズベルグがイギリスGPの1回に対して、ルイス・ハミルトンは開幕戦のオーストラリアとカナダの2回となっています。しかしカナダではロズベルグにもハミルトンのリタイア原因(直接の原因はリヤブレーキ)と同じパワーユニットのトラブルが発生していました。結果的には、ペースダウンしながらもチェッカーを受けることのできたロズベルグがシーズン前半をランキングトップで折り返すかたちとなりました。
小林可夢偉の完走率は64パーセント(完走7戦)。リタイアした4戦のうち開幕戦とスペインGPは深刻なブレーキトラブルで、残るふたつもメカニカルトラブルが原因となっています。
次に今シーズンから導入されたペナルティポイントです。この新ポイント制度は一般の運転免許のように違反を犯したドライバーにポイントが加算されるシステムで、12カ月の間に12ポイントを科されたドライバーは1戦の出場停止を言い渡されるというものです。
これまでにその対象となっているのは7名で、マルシャのジュール・ビアンキとロータスのパストール・マルドナドのふたりが最多の4ポイントを与えられています。マルドナドはバーレーンGPでピットアウト直後にエステバン・グティエレスと接触、ザウバーのマシンが1回転してしまうというアクシデントの責任を問われ10秒のストップ&ゴーと1度のペナルティでは最多の3ポイントを受けています。
2014年F1前半戦:完走率
Pos. | 完走率 | ドライバー | 完走/出走 | ユーロ(円) |
---|---|---|---|---|
1 | 100% | F.アロンソ | 11/11 | 1000 |
1 | 100% | J.バトン | 11/11 | |
2 | 91% | N.ロズベルグ | 10/11 | |
2 | 91% | K.ライコネン | 10/11 | |
2 | 91% | K.マグヌッセン | 10/11 | 200 |
2 | 91% | N.ヒュルケンベルグ | 10/11 | |
2 | 91% | V.ボッタス | 10/11 | 500 |
2 | 91% | M.チルトン | 10/11 | |
9 | 82% | D.リカルド | 9/11 | |
9 | 82% | L.ハミルトン | 9/11 | |
11 | 73% | S.ベッテル | 8/11 | |
11 | 73% | S.ペレス | 8/11 | |
11 | 73% | F.マッサ | 8/11 | 800 |
11 | 73% | J.ビアンキ | 8/11 | 1000 |
15 | 64% | P.マルドナド | 7/11 | |
15 | 64% | D.クビアト | 7/11 | 600 |
15 | 64% | 小林可夢偉 | 7/11 | |
18 | 55% | R.グロージャン | 6/11 | 700 |
18 | 55% | A.スーティル | 6/11 | |
18 | 55% | E.グティエレス | 6/11 | |
18 | 55% | J-E.ベルニュ | 6/11 | 1300 |
18 | 55% | M.エリクソン | 6/11 | 200 |
■その他の罰金
・ギド・バン・デル・ガルデ(700ユーロ/イギリスGP)
・スージー・ウォルフ(1000ユーロ×2回/ドイツGP) ※1000ユーロ(約17万7000円)
2014年F1前半戦:ペナルティポイント&罰金
Pos. | ポイント | ドライバー |
---|---|---|
1 | 4 | P.マルドナド |
1 | 4 | J.ビアンキ |
3 | 2 | V.ボッタス |
3 | 2 | K.マグヌッセン |
3 | 2 | A.スーティル |
3 | 2 | M.エリクソン |
7 | 1 | J-E.ベルニュ |
【第1戦オーストラリアGP】
●No.3 リカルドは再車検の結果、燃料フロー違反により失格。
●No.8 グロージャンはコースイン違反によりドライブスルー。
●No.21 グティエレスとNo.77ボッタスはギヤボックス交換によりグリッド5グリッド降格。
●No.8 グロージャンはパルクフェルメ中に車をモディファイしたためピットレーンからスタート。
●No.13 マルドナドはグリッド最後尾からのスタートが許可される。
●No.17 ビアンキはFP1でピットレーンのスピード違反(78.9km/h)により1000ユーロの罰金。
●No.19 マッサはFP1で67.6km/hにより800ユーロの罰金。
●No.77 ボッタスはFP1で64.5km/hにより500ユーロの罰金。
●No.26 クビアトはFP2で65.2km/hにより600ユーロの罰金。
●No.20 マグヌッセンは予選で61.1km/hにより200ユーロの罰金。
【第2戦マレーシアGP】
●No.17 ビアンキとNo.20 マグヌッセンは他車との接触により5秒停止。
●No.3 リカルドはピットからの危険なリリースにより10秒のストップ&ゴー。
●No.77 ボッタスは予選中に他者を妨げたことによりグリッド3グリッド降格。
●No.25 ベルニュは予選でピットレーンのスピード違反(1回目102.6km/h、2回目82.1km/h)により1000ユーロ、300ユーロの罰金。
【第3戦バーレーンGP】
●No.17 ビアンキは他車との接触によりドライブスルー。
●No.13 マルドナドは他車との接触により10秒のストップ&ゴー。
●No.3 リカルドは前戦でピットからの危険なリリースによりグリッド10グリッド降格。
●No.99 スーティルは予選で他車をコース外に押しやったためグリッド5グリッド降格。
【第4戦中国GP】
●No.8 グロージャンはプラクティス2でピットレーン速度違反86.6km/hにより700ユーロの罰金。
●No.13 マルドナドは前戦でのアクシデントによりグリッド5グリッド降格、予選未出走だがスチュワード判断で最後尾スタートが許される。
【第5戦スペインGP】
●No.13 マルドナドは決勝レースで他車(No.9エリクソン)との衝突の原因として5秒加算。
●No.9 エリクソンはプラクティス3でピットレーンのスピード違反(81.4km/h)により罰金200ユーロ。
●No.25 ベルニュはプラクティス2でのピットからの危険なリリース(右後輪脱落)により10グリッド降格、チームに罰金30000ユーロ。
●No.1 ベッテルはギアボックス交換によりグリッド5グリッド降格。
●No.13 マルドナドはスチュワード判断により決勝出走許可。
【第6戦モナコGP】
●No.4 チルトンとNo.17 ビアンキとNo.21 グティエレスは決勝レースのスターティンググリッドはみ出しにより5秒ペナルティ。
●No.17 ビアンキは上記ペナルティをセーフティカー中に消化したため決勝結果に5秒加算。
●No.25 ベルニュは決勝レース中のピットからの危険リリースによりドライブスルー。
●No.17 ビアンキはギアボックス交換により5位グリッド降格。
●No.9 エリクソンは予選での他車(No.19マッサ)との衝突の原因としてピットレーンからのスタートのみ許される。
【第7戦カナダGP】
●No.10 小林はギヤボックス交換により5グリッド降格。
●No.21 グティエレスはプラクティスでの事故後の修理によりピットレーンからのスタートのみ許される。
●No.4 チルトンは他車(No.17 ビアンキ)との衝突により次戦でグリッド3グリッド降格。
●No.11 ペレスは他車(No.19 マッサ)との衝突により次戦でグリッド5グリッド降格。
【第8戦オーストリアGP】
●No.4 チルトンは前戦カナダGPでの衝突により3グリッド降格、No.11 ペレスは前戦カナダGPでの衝突により5グリッド降格。
●No.8 グロージャンはギヤボックス交換およびパルク危険なリリースにより10秒ストップ&ゴー・ペナルティと次戦での10グリッド降格
●No.14 アロンソはプラクティス2でピットレーンのスピード違反2回。82.1km/hで罰金300ユーロ、86.8km/hで罰金700ユーロ
●No.25 ベルニュはプラクティス1で前半30分のみ使用可のプライム仕様タイヤを10:30以降に装着したためチーム罰金10000ユーロ
【第9戦イギリスGP】
●No.21 グティエレスは前戦での危険なリリースにより10位分降格、さらにギヤボックス交換により5グリッド降格。
●No.4 チルトンはギヤボックス交換により5グリッド降格。
●No.13 マルドナドは予選後の燃料サンプル違反により予選結果からの抹消→グリッド最後尾からスタート。
●No.9 エリクソンとNo.10 小林はQ1で107%(1’47"406)に満たなかったが、スチュワード判断でグリッド最後尾からスタートが許される。
●No.14 アロンソは決勝スタート時にグリッド位置からはみ出たため、5秒加算ペナルティ(ピットイン時に消化)。
●No.4 チルトンはレース赤旗中断後にピットインしたためドライブスルー。
●No.36 バン・デル・ガルデはFP1でピットロードのスピード違反(86.4km/h)により罰金700ユーロ。
【第10戦ドイツGP】
●No.21 グティエレスは前戦イギリスGPでの衝突原因により3グリッド降格。
●No.44 ハミルトンはギヤボックス交換によりグリッド5グリッド降格。
●No.9 エリクソンはパルクフェルメ中の変更によりピットレーンスタートのみ許されるが、決勝3周終了以内に10秒のストップ&ゴー消化の必要あり。
●No.25 ベルニュはレース中にコースを外れてアドンテージを得たため5秒間のタイムペナルティ。
●No.41 ウォルフはFP1でピットロードのスピード違反(95km/hおよび94.3km/h)により罰金1000ユーロ×2回。
【第11戦ハンガリーGP】
●No.44 ハミルトンとNo.20 マグヌッセンは予選後のパルクフェルメでのマシン変更(ギヤボックスとサバイバルセルの交換)によりピットレーンからのスタートのみ許される。
●No.13 マルドナドは予選後のギヤボックス交換により5グリッド降格。
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |