可夢偉の決勝:「思わず笑ってしまった」トラブル
2014年6月9日
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「縁石に激しく乗らないように」という指示を受けてスタートした可夢偉のカナダGP決勝。スタート直後に目の前で発生した接触事故に巻き込まれることなく、レースは20周を過ぎていった。ところが22周目、可夢偉に突然トラブルが降りかかる。
「1コーナーに向けてダウンシフトして、ステアリングを切ったら、リヤ(のグリップ)がまったくなくて、スピン。どうなってるんだろうと思ってリヤを見たら、リヤサスペンションのキャンバーがすごいことになっていた。鬼キャン(鬼のように極端にネガティブなキャンバーになっていること)どころか、タイヤが路面に接地してない感じだった」
可夢偉はターン3とターン4の間のエスケープゾーンにマシンを止めて、レースを終えた。
「リタイアしてマシンを降りて見たら、リヤのトラックロッドがポッキリ折れていた。トラックロッドがあんな感じで折れるなんて、経験したことがないから、思わず笑ってしまった」という。
ここで可夢偉が笑ってしまったのには訳がある。カナダGPの週末は毎日、可夢偉のマシンにトラブルが発生していたからだ。金曜日はギヤボックス、土曜日はドライブシャフト、そして日曜日がトラックロッドだった。
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「マーシャルから、いいところに止めてくれてありがとうと言われました。でも、マーシャルが運転するスクーターに乗せられてピットまで帰ってくるまでが大変だった。3コーナーの外側に帰る道があったんですけど、そこは人がひとり歩くのがギリギリのような狭い道なのに、そこをスクーターに乗せられて走ったので、何度も川に落ちそうになった。今日の一番の衝撃はそれでしたね」と、また笑った可夢偉だったが、その目は笑っていなかった。
マーシャルのスクーターに乗って、なんとかピットにたどり着いた可夢偉は、テレビで残りのレースを観戦。
「意外と楽しいレースでしたね。僕とは関係ないけど。今は、とにかくレースがしたい」
ドライバーが最低限の環境を望まなければならない。それが現在のケータハムの実情なのである。
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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