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アブダビGP FP2:初日最速はハミルトン。4番手フェルスタッペンはソフトのロングランでメルセデスを上回る
2021年12月10日
2021年F1第22戦アブダビGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番手、セルジオ・ペレスは5番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは10番手、角田裕毅は7番手となっている。
初日FP2は、午後5時から始まった。気温25度、路面温度31度と、昼過ぎのFP1に比べて特に路面温度の下がり方が大きい。この時期のアブダビの日没時間は、午後5時35分。セッション開始時点ではまだ十分に明るいが、これから一気に夜の帳(とばり)が下りてくるはずだ。
最速タイムを更新していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が、改修されたターン14出口で右リヤを軽くヒット。直後にはニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がターン13進入でスピン、リヤからバリアに接触。いずれも自力でピットに戻っている。
序盤20分を終えた時点で、首位はハミルトン。フェルスタッペンは100分の4秒差で2番手に付けていたが、最終コーナーをはみ出してタイムを抹消された。その後再び2番手に上がったものの、1分24秒126を叩き出したハミルトンからは0.939秒の大差を付けられている。タイヤはいずれもミディアムだ。コースに復帰したボッタス、さらにソフトタイヤのダニエル・リカルド(マクラーレン)にも先行され、暫定4番手だ。5番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、6番手ランド・ノリス(マクラーレン)という順番。フェルスタッペン以外のホンダ勢は、ペレス10番手、角田11番手、ガスリー13番手。角田はミディアムでのマシンバランスについて、「かなりよくなった」とチームに伝えていた。
中盤以降は多くのマシンが、ソフトでの一発タイムにトライした。まずボッタスが1分24秒083のトップタイム。するとオコンが0.049秒上回って、首位に立った。しかし最後はハミルトンが、唯一1分23秒台に入る1分23秒691でその座を奪い返した。2番手以下はオコン、ボッタス、フェルスタッペン、ペレス、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、そして7番手に角田という順番だ。ガスリーは角田からコンマ4秒落ちの10番手。「ターン5のエンジンブレーキがダメだ」と、ピットに伝えている。
この時点で4番手フェルスタッペンは、首位ハミルトンに0.641秒の大差を付けられている。一方で終了15分前後からのロングランでは、フェルスタッペンのソフトでのペースはメルセデスをしのぐ。セッティングの違いが、この差を生んだということか。
チェッカーが振られたほぼ同じタイミングで、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がターン14立ち上がりでクラッシュ。マシンは大破し、赤旗中断のままセッションは終了した。
新コースは本来の改修意図とは裏腹に、決してオーバーテイクが簡単そうではない。さらにソフトのロングランペースを見る限り、予想以上に安定している。これもレースでの追い抜きを、さらに難しくする要因になり得る。今まで以上に、予選順位が重要なアブダビGPになりそうだ。
(Kunio Shibata)
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予選 | 結果 / レポート | |
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |