F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

我慢のアロンソ、「止まってもいい?」の真意

2016年6月13日

 マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、カナダGPのレース終盤、無線でチームに「ストップしてもいい?」とたずねた。一部で誤解も生じたが、その真意は「もう一度タイヤ交換をしてもいいか」という意味だった。


 入賞圏外を走っていたアロンソが、リタイアすることを提案しているという解釈もなされたが、レース後のアロンソのコメントから、2回ストップに切り替えてプッシュしたいと提案していたことが分かった。


 アロンソは1回ストップ戦略で走ったため、セカンドスティントではソフトタイヤで53周を走らなければならなかった。タイヤをセーブすることに集中し続けるレースの中で、アロンソはチームに対して、フレッシュタイヤに交換してプッシュしてはどうかと提案した。しかしチームは、前のマシンに何かが起きたときに入賞のチャンスがめぐってくる可能性があるため、ステイアウトするよう指示した。


 アロンソは最終的に11位で完走を果たした。


「タフなレースだった。今日は戦えるだけのペースがなかったんだ」とアロンソ。


「集団の後方で単独走行していた。雨は全く降らず、セーフティカーも出なかったのはついてなかった。おかげで戦える位置に戻れるチャンスがなかった」


「周囲のドライバーたちは2回ストップで走っていたから、僕らより(1周あたり)3秒速かった。そういう状態では楽しくない」


「何も悪いところはなかったが、すごく使い込んだ古いタイヤで走っていた。そういうスティントを走っていたクルマは(周囲に)他にいなかった」


「燃料をセーブしなければならないと、ペースが2秒落ちる。しかも55周を走ったタイヤだと、走る喜びはほとんどなかった」


 しかしアロンソは、そのままなんとか1回ストップで走り切ることが一番入賞の可能性が高いのは確かであると、チームの戦略を受け入れたという。


「(1回ストップが)一番速い手段だから、それを選んだ。戦略は正しい」


「最大限のポイントをつかもうとした。終盤11位を走っていたから、入賞のチャンスがあった」


「でも周囲のドライバーたちが2回ストップで、自分より新しいタイヤで走っていると、レースをするのは難しい」


「(終盤に無線で)ストップしてはどうかと言ったのは、(フレッシュタイヤに換えれば)速いラップを楽しんで走れると思ったからだった」


「でも入賞圏内にすごく近い位置にいたから、ステイアウトしなければならなかった。結局ポイントはつかめなかったけれど」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

6/21(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/22(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/23(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン194
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス131
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ81
7位ジョージ・ラッセル69
8位ルイス・ハミルトン55
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング301
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム212
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム124
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム5
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号