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ガスリー「最後の数周、この勝利を失ったらどれほど強く打ちのめされるか分かっていた」【F1第8戦決勝アルファタウリ・ホンダ】
2020年9月7日
2020年F1イタリアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがF1初優勝を飾った。
53周のレースを10番グリッドからソフトタイヤでスタート、19周目にハードに履き替え、赤旗中にミディアムに交換して走り切った。
スタート後も10番手をキープ、ケビン・マグヌッセン(ハース)がトラブルによってコース脇にマシンを停止させ、セクター3でイエローフラッグが提示された際に最初のピットストップを行った。その直後にセーフティカーが出動し、他のほぼ全員がタイヤ交換を行ったことで、23周目に3番手に繰り上がった。シャルル・ルクレール(フェラーリ)がパラボリカで激しいクラッシュを喫し、バリア修復のためにレースは赤旗中断に。その間にガスリーはミディアムタイヤを装着し、再スタートに臨んだ。再スタート直後、ランス・ストロール(レーシングポイント)の前に出て、首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)がペナルティで後退したため、ガスリーは28周目にトップに立った。カルロス・サインツJr.(マクラーレン)から激しい追撃を受けながら、ガスリーは凌ぎ切って0.4秒差でF1初優勝を挙げた。
ガスリーはF1史上109人目のウイナー。フランス人ドライバーがF1で優勝したのは1996年モナコGPのオリビエ・パニス以来、アルファタウリ/トロロッソにとっては2008年イタリアGPでセバスチャン・ベッテルとともに優勝して以来2回目の勝利にあたる。また、このレースはイタリア国籍のチームにとってホームグランプリであり、パワーユニット(PU/エンジン)パートナーであるホンダとの50戦目の節目のレースで、同パートナーシップでの初の優勝を飾ることになった。ホンダはレッドブルに続きアルファタウリとも勝利を獲得、2014年に現行のパワーユニット規則が導入されて以来、同一メーカーのパワーユニットで複数チームが優勝を果たすのは初めてのこと。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=1位
最高の気分だよ! 言葉にならないし、信じられない。この18カ月、さまざまなことを経験してきたが、これほどの結果を出せるとは予想していなかった。
(レッドブルから)スクーデリア・アルファタウリに復帰した後、集中して仕事に取り組んだ。毎日毎日、1レース1レース、僕らは改善を果たしていき、少しずつ強くなっていった。このチームが2019年ブラジルGPで僕にF1初表彰台を与えてくれ、今日彼らは初勝利を実現させてくれた。イタリアのチームでイタリアのモンツァでの優勝だ。
僕は何事も諦めない人間だ。F1に到達するまでの人生では、あらゆることをかけて戦った。今日は本当に素晴らしい日だよ。
トップを維持しながら最後の数周戦っていた時、この勝利を失ったらどれほど強く打ちのめされるか、分かっていた。2位では満足できなかった。簡単なことではなかったが、自分の力すべてを注ぎ込み、スティントの最初には後ろの誰にもスリップストリームを与えないようにした。最後の5周はとてもハードだった。もう必死でプッシュしたよ。タイヤは終わっていたけれど、この勝利をどうしても失いたくなかった。
自分がF1レースウイナーだと考えると、まだ変な感じがする。サーキットに来ているスタッフ、ファエンツァとビスターのファクトリーで働いているスタッフ全員に心から感謝する。彼らにとっても素晴らしい日になった。スタッフの大半がイタリア出身だし、本社はイタリア・ファエンツァにあるから、イタリアGPで勝てたというのは最高だ。みんな、本当にありがとう。
(レース後の会見で語り)本当に幸せだ。アルファタウリとホンダの皆にはいくら感謝しても感謝しきれない。パワーが重要なサーキットで、メルセデス、フェラーリ、ルノーのすべてのマシンに勝ったんだ。素晴らしい一日だよ。
イタリアのチームのアルファタウリで、イタリアのモンツァで初優勝を挙げた。これ以上のことは望めない。初優勝としてこれ以上素晴らしい展開は望めないよ。
自分の速さを示すことができてうれしい。去年以来、強くなるために毎日努力を重ねてきた。アルファタウリやホンダとともに行ってきたハードワークの報酬を今日受け取ることができて本当にうれしい。
(レッドブルからトロロッソへの降格、親友アントワーヌ・ユベールを失うという試練の後、どのようにして自分を立て直してきたのかという質問に対し)僕はいつだってネガティブなエネルギーをポジティブなものに変えてきた。去年僕は傷つき、フェアではないと感じていた。自分が速いということ、自分に何ができるかを僕は知っている。このチームと一緒に懸命に取り組んできて、彼らとなら自分のポテンシャルを示せるということは分かっていた。
(autosport web)
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6/8(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/9(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/10(月) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |