Mercedes AMG関連記事
メカUPDATE:メルセデス、ノーズ先端のセンサー
2015年12月7日
アブダビGPで幕を閉じた2015年のF1世界選手権。最終戦はシーズンの締めくくりであると同時に、2016年へ向けたスタートラインとも言える。
最終戦の2日後にヤス・マリーナ・サーキットで行われたタイヤテストでは、チームは新しいパーツを試すことができない。そのため、アブダビGPの週末は2016年のニューマシン用に開発しているパーツを実走テストで試すことができる最後のチャンスだった。
アブダビGPのフリー走行では多くのチームが、さまざまなテスト項目を用意。すでに2連覇を達成していたメルセデスは新しいパーツではなく、ピトー管を装着していた。車速を計測するピトー管は通常コクピットの前方に立てられる。このエリアはエアロダイナミクスに、あまり影響を与えない場所だからだ。
ところが、メルセデスがピトー管を設置していたのは空力感度が最も高いと思われる先端部。しかもノーズ前方、フロントウイング上という通常センサーを設置しない場所だった(写真:赤の矢印)。このエリアはノーズ下からフロアへと空気を流す重要な部分にもかかわらず、ここにピトー管を設置したのは流速を正確に測定したかったのだろう。メルセデスは、このセンサーをフリー走行1回目でニコ・ロズベルグ車に搭載、2回目はルイス・ハミルトン車でテストしていた。
「通常のピトー管で車速を計測できるが、我々は地面に近いエリアの車速を、より正確に計測したかったんだ」と、あるメルセデスのエンジニアは語る。
2016年シーズン、メルセデスがノーズ形状を変更する可能性は高いのではないか。次にF1マシンがサーキットを走行するのは2016年2月、スペイン・バルセロナの合同テストを待たなくてはならない。
(尾張正博)
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
2024年F1カレンダー
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |