豪雨で大混乱、そこで大胆なF1改革を提案

こちらのコラムはF1速報サイトでしか読めない、完全オリジナルコラムです。

　このタイトルマッチ・レースを敗れたニコ・ロズベルグから見返すと、自己批判、自分を責める結末だった。48周目に痛恨のミス、コーナー入口のサイドバイサイドでもなく、出口でのホイール・トゥー・ホイールでもない。瞬間映像をTVカメラはとらえていなかったが、違うラインにマシンを向けてしまい、目に見えない湿った路面で足もとをすくわれた（とロズベルグのコメントから想像できる）。

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「なんで、あそこでばかなことを……」。表彰セレモニー前、自分に腹を立てている様子が映し出された。ひとりになりたかったはずだ。そのとき、勝つべくして勝った3冠王者ルイス・ハミルトンがピレリの2位キャップを放り投げた。「ほっといてくれ」と投げ返した敗者……。

　2015年シーズンをまさに象徴する場面だった。作り笑いでもいい、お世辞でもかまわない、生中継カメラが回っているところでニコはポーズをとれればよかった。

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