マクラーレンのチェアマン、ロン・デニスは、ホンダのパワーユニットはいずれ“ベスト”になると確信しており、ライバルたちは脅威を感じるようになるだろうと述べた。
ホンダとのパートナーシップが復活し最初のシーズンを迎えたマクラーレンだが、プレシーズンテストに続きテクニカルトラブルが相次ぎ、優れたパフォーマンスを発揮できず、4戦を終えた段階で予選Q2に進出したのはわずか1回、入賞も果たせていない。現在ノーポイントのチームはマクラーレンとマノー・マルシャのみという状況だ。
F1公式サイトのインタビューにおいて、ホンダは他のエンジンマニュファクチャラーに勝つためにパワーユニットのデザインに関して異なるアプローチを採ったが、それによる遅れはあまりにも深刻だとは思わないかとの質問がデニスに対してなされた。しかしデニスはホンダには高いエンジン開発能力があると確信しており、いずれライバルたちが脅威を感じるようになるだろうと答えている。
「今シーズン苦労するだろうことは分かっていた。だが毎戦進歩しており、開発が正しい方向で進められているのは明らかだ」とデニスは語った。
「パワーユニットのデザインと製造に関しては、ホンダは全世界的に他をリードしている」
「ホンダのマネージャーたちもエンジニアたちも、彼らのF1パワーユニットがまだベストでないことは承知している。だがいずれベストになる。彼らも我々も、我々のドライバーたちもそれを知っている。だからこそドライバーたちはこのチームで走ることを望んだのだ。だからこそ他にも大勢のドライバーたちが我々のチームで走りたがっている」
「ホンダはF1パワーユニットのデザインにおいて革新的な道を選んだかもしれないが、私はそれに関して全く心配していない。長期的に見れば、むしろ我々のライバルたちにとっての懸念材料になるだろうと考えている」
「マクラーレン・ホンダの努力は必ず実を結ぶ。私の今の言葉を覚えておいてほしい。我々は一致団結して勝利を収める。しかもその時には他を圧する強さを発揮するのだ」