2015年のF1世界選手権に導入されるメルセデスAMGの新たなセーフティカーとメディカルカーが公開された。
今年からF1のセーフティカーとして使用されるのは、メルセデスが新たにリリースした新型スーパースポーツカーの『メルセデスAMG GT S』で、510馬力を発生する高性能仕様の『GT-S』がベースとなる。
このGT Sは、過去5シーズンでF1のセーフティカーを務めてきたガルウイングのSLS AMGの後を継ぎ、3月15日の開幕戦オーストラリアGPで公式セーフティカーとしてデビューする。
また、同じくメディカルカーとして『メルセデスAMG C63 Sエステート』も新たにデビュー。この2台には無線システムに加え、常時レースコントロールとリンクしたiPadおよびWLAN(無線LAN)が装備されるという。
ドライバーは、2000年からセーフティカーを担当するベルント・メイランダーが引き続きGT Sをドライブし、メディカルカーにはアラン・バン・デル・メルベが乗り込む。
「この5年間は、ガルウイングのSLS AMGがF1における私のオフィシャルカーだった」とメイランダー。
「今は、開発段階から十分に熟知している新しいメルセデスAMG GT Sを楽しみにしている」
「この新しいAMGのスポーツカーは、その高いトラック・パフォーマンスですぐに私を魅了したんだ」
●過去のAMG製 セーフティカー
1996年:C 36 AMG(W 202)
1997年〜:CLK 55 AMG(C 208)
2000年:CL 55 AMG(C 215)
2001年〜:SL 55 AMG(R 230)
2003年:CLK 55 AMG(C 209)
2004年〜:SLK 55 AMG(R 171)
2006年〜:CLK 63 AMG(C 209)
2008年〜:SL 63 AMG(R 230)
2010年〜:SLS AMG(C 197)
2012年(ベルギーGP)〜:SLS AMG GT(C 197)
2015年〜:メルセデスAMG GT S(C 190)
●過去のAMG製 メディカルカー
1996年:C 36 AMG(W 202)
1997年:C 36 AMG (W 202)、 E 60 AMG(W 210)
1998年〜:C 55 AMGエステート(S 202)
2001年〜:C 32 AMGエステート(S 203)
2004年〜:C 55 AMGエステート(S 203)
2008年〜:C 63 AMGエステート(S 204)
2015年〜:メルセデスAMG C 63 Sエステート(S 205)