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【決勝無線】弱気を振り払い、力を出し切った王者

2014年9月24日

 2011年から2013年までシンガポールGPを3連勝していたセバスチャン・ベッテル。やはり、ここで現チャンピオンの強さが戻ってきた。2時間の市街地バトル、そして無線内容に制限がかけられた最初のレースをベッテルとチームはどう戦ったのか。レース中の交信と決勝後の言葉から探ってみよう。

「このタイヤを最後まで保たせろ」
「できるとは思えないよ」

 2位を走るセバスチャン・ベッテルは、レースエンジニアのギヨーム・ロケリン(通称ロッキー)からの指示に弱気な態度を見せた。

 31周目、セルジオ・ペレスのフロントウイング破損によるセーフティカー導入は、ベッテルにとって最悪のタイミングと言えた。その数周前のピットストップでアンダーカットを許したフェルナンド・アロンソを最後に逆転するため、ベッテルは最後にスーパーソフトを履いてプッシュする作戦を選ばざるをえなかったからだ。
 スーパーソフトが保つのは、せいぜい12周程度。つまり、残り周回数がそこに達するまでピットストップは許されないのだ。

「(2度目の)ピットストップが遅すぎたせいでフェルナンドにポジションを奪われた。そこで僕らは戦略面で少し冒険をしてプライム(ソフトタイヤ)で行くことにしたんだ。セーフティカーが出ないのを願ってのことだったけど、その矢先に出てしまったんだから最悪だったね!」

 セーフティカーによる事故処理が終わり、38周目のレース再開からフィニッシュまでは23周。ベッテルのタイヤは2位争いのライバルである僚友ダニエル・リカルドより2周、そしてアロンソより6周も古かった。ただでさえ今季これまでタイヤの扱いに苦労してきたベッテルが、リカルドよりも古いタイヤでポジションを守り切らなければならなくなった。





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