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【決勝無線】リタイアを進言したハミルトンの思惑

2014年8月27日

2周目にチームメイトと同士討ちでタイヤをバーストし、最後尾まで落ちてしまったハミルトン。レース中盤以降、リタイヤを促す無線が国際映像で流れたが、ハミルトンの心境はどのような状態だったのか。レース中の無線、そしてレース後の会見のコメントから探る。

◇◇◇

「エンジンをセーブしようよ」

 19周目、ルイス・ハミルトンはレースエンジニアのピーター・ボニントンに無線で訴えた。
 2周目にニコ・ロズベルグに接触されたハミルトンは、パンクを喫して最後尾まで後退した。

「リカバリー戦略を考えよう。このタイヤを15周保たせなければならない。左リヤをいたわってくれ。ターゲットタイムは1分55秒7だ。可能か?」

 ミディアムタイヤを履いたハミルトンは、ピットストップの回数を減らすことで挽回を図ることにした。しかしその後、ハミルトンのペースは思うように上がらなかった。

「15周も走るなんて無理だ。左リヤはそんなに保たないよ。リヤが滑りまくっているんだ」

 左リヤタイヤをバーストさせて走った際にフロアに大きなダメージを負っており、空力性能が大きく失われていたのだとレース後のハミルトンは語った。

「なんとか自分にできるだけのことはしようとハードにプッシュしたんだけど、クルマがかなり大きくダメージを受けていてダウンフォースは50〜60ポイントは失われていたと思う。例えばオールージュなんて全開では抜けられなかったんだ」

 ダウンフォース性能を表わす「ポイント」はチームによって指標が異なるため具体的な数値を把握することは難しいが、一般的に大きなアップデートで得られるゲインが10〜20ポイント程度だと言われていることを考えると、50ポイントというのがいかに大きな値であるかが分かる。

 レース中盤、ハミルトンは入賞圏内までの挽回が無理だと見て、リタイアを選ぼうと何度もチームに訴えた。





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