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チームメイトバトルの裏にあったタイヤ戦略

2014年5月12日

LAT

2014 スペイングランプリ 決勝

シーズン中屈指の厳しいサーキットで、2種類のピットストップ(2ストップと3ストップ)のみが見られた

スリリングなバトルの末、タイヤ戦略が表彰台の行方を決定

火曜日から2日間のインシーズンテスト開催:4チームがピレリとともにタイヤテストを実施

2014年5月11日 バルセロナ

バルセロナは、シーズン中でタイヤに最も厳しいトラックのひとつとして知られていますが、決勝の上位10名中8名のドライバーが、66周で争われたグランプリをわずか2ストップで完走しました。昨年のバルセロナでの優勝ドライバーは4ストップであったことを見れば、今回の結果は、今シーズンのピレリFormula Oneタイヤに投入された改善と耐久性の向上を物語っています。今シーズンの改善は、性能面を損なうことなく、摩耗およびデグラデーションレベルの低下とトラック上のマーブルの減少に繋がっています。

タイヤ戦略がスペイングランプリの効果的な手段となり、メルセデスのルイス・ハミルトンは、4連勝を達成しドライバーズ選手権の首位に立ちました。ハミルトンは、ポールポジションのスタートからミディアム〜ミディアム〜ハードと繋ぐ戦略を採り、チームメイトのニコ・ロズベルグをわずか0.6秒差で破りました。ロズベルグは、ミディアム〜ハード〜ミディアムと繋ぐ戦略を採りました。レース終盤、ロズベルグがハミルトンよりフレッシュで速いタイヤを使用できるアドバンテージを得たため、この2つの戦略がスリリングなホイールトゥーホイールのバトルを決定付けました。

レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、15番グリッドからのスタートながら、レースの大半を速いミディアムタイヤで走行する3ストップ戦略を採り、ファステストラップを記録するとともに4位でフィニッシュしました。ベッテルは、レース終盤に大きく順位を上げることに成功しました。

今シーズン2回目のインシーズンテストが、スペイングランプリ後の火曜日から2日間に渡って開催されます。テスト1日目にザウバーとトロロッソが、2日目にフォース・インディアとマクラーレンが、ピレリとともに2015年型タイヤのテストを行います。


ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント
「多くのドライバーが異なる戦略を採っていたにも関わらず、レース終盤、トップ10圏内で非常にエキサイティングな複数のバトルが見られました。これは、今シーズン全てのレースにおいて、ピットストップの回数のみならずタイヤの使用順序が差を生じさせる戦略の重要性を強調するものです。夜間に雨が降り、今日の気温と路面温度が低下したため、ハードとミディアム間の性能差が短縮され、戦略の方程式に新たな要素が加わりました。バルセロナは、シーズン中で最も厳しいサーキットのひとつですが、大半のドライバーがわずか2ストップで完走した事実が証明する通り、摩耗とデグラデーションはコントロールの範囲内でした。これは、我々のミラノとイズミットのチーム全員による昨年からのハードワークの賜物です。あらためてチーム全員に感謝したいと思います。これから、2015年型タイヤを開発する今シーズン2回目のインシーズンテストに臨みます」

コンパウンド毎のラップタイム上位

ハード
1 ハミルトン 1分29秒483
2 リカルド 1分30秒012
3 マグヌッセン 1分30秒318

ミディアム
1 ベッテル 1分28秒918
2 ロズベルグ 1分29秒236
3 アロンソ 1分29秒898

最長スティント
ハード 31周(グロージャン)
ミディアム 31周(リカルド)

66周のレースで2ストップが可能であることを示していた我々の予測は、ミディアムでスタート、22周でミディアムへ、45周でハードへという戦略でした。ルイス・ハミルトンは、同様のパターンを採用しましたが、我々の予測よりもわずかに早めのピットストップ(18周目と43周目)を行いました。


(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)




レース

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8位ルイス・ハミルトン55
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※カナダGP終了時点
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2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム212
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム124
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