可夢偉の決勝:ブレーキが砕け「滅茶苦茶怖かった」
2014年5月12日
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可夢偉のスペインGPは34周目の1コーナーで、左フロントのブレーキディスクが砕け散った瞬間に終わった。
「あんな経験は初めて。最高速が出ているストレートエンドだったから、滅茶苦茶怖かった」という可夢偉だったが、冷静な判断でうまくエスケープゾーンのアスファルトエリアでマシンを減速させ、タイヤバリアにクラッシュするという最悪の事態は回避した。
すぐにチームに「ブレーキがなくなった」と伝えてピットインしようとした可夢偉だったが、状況を把握できなかったチームからは「ちょっと待て」と言われる。しかし、しばらくして、チームから無線でピットインの指示が出た。
ブレーキを失った可夢偉は、マシンを直接ガレージに入れようとピットロードに入り、ピットレーンの出口付近にあるケータハムのガレージを目指した。ところが、ピットレーンに入ってすぐの所にあるフェラーリのガレージ前を通り過ぎると、タイヤ交換を終えたフェルナンド・アロンソがピットアウトして、可夢偉の背後に迫ってきた。左フロントブレーキを失っていた可夢偉は、ピットレーンで十分に減速してから、ガレージに頭から入りたかったが、背後にアロンソが迫っていたため、ピットレーンで減速することを諦める。そして、ケータハムのガレージ前に横付けする形で、アロンソを妨害しないようにマシンをピットレーンから退去させて止めた。
危険な状況に遭いながらも、冷静さを失わなかった可夢偉。スペインGPではマルシャやザウバーとの差を縮めるつもりが、逆にギャップを広げられてしまったケータハム。土曜日にテクニカルディレクターのマーク・スミスを事実上更迭して、エンジニアリング体制を一新したチームは、やや浮き足立っていたようにも見えた。そして、そんな中で起きたブレーキトラブル。今のケータハムに必要なものは、冷静さなのかもしれない。
(尾張正博/F1速報)
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※カナダGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※カナダGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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