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F速目線:メルセデス優位。2番手はマッサ? アロンソ?

2014年5月10日

LAT

 2014年のF1世界選手権は、3週間のインターバルを経て、スペインはバルセロナにやって参りました。欧州ラウンドの幕開けです。本拠地にも近付くため、ここから各チームはマシンのアップデートを積極的に投入してくるはず。真の開幕戦とも言えるかもしれません。

 さて、今回のスペインGPは一体誰が勝つのでしょうか? ここまで圧倒的な強さを見せつけてきたメルセデスAMGが、今回もその強さを続けるのでしょうか? フリー走行2回目の結果を検証し、決勝レースの結果を予測してみることにしましょう。

 フリー走行2回目でトップタイムをマークしたのは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンでした。2位も同じくメルセデスAMGのニコ・ロズベルグ。この結果を見る限り、今回もメルセデスの優位は揺るぎそうにありません。ただ、決勝レースで重要なのは、1発の速さではなく、ロングランのペース。この点で見ると……それでもやはりメルセデスAMG、特にハミルトンの速さは目立っていました。ハミルトンはミディアムタイヤ(今回持ち込まれたタイヤはミディアムとハード)で19周の連続走行を行いましたが、1分30秒台後半〜31秒台で走行し、頭ひとつ抜け出た速さを見せました。つまり、マレーシアGPから続いている連勝記録を4に伸ばす可能性は非常に高いと言えそうです。


 ハミルトンに続いて注目したいのが、ウイリアムズのフェリペ・マッサです。最速タイムの順位こそ8番手と平凡なものですが、ミディアムタイヤでの8周の連続走行では、1分31秒台の周回をキレイに並べています。ハミルトンには1周あたり0.5秒ほど及びませんが、それでも全体を見渡せば2番目に速かったドライバーと言えそうです。なお、マッサはハードタイヤでも14周のロングランを実施。こちらは1分32秒台後半〜33秒台で走行していました。

 もちろん、ハミルトンのチームメイト、ロズベルグのロングランペースも高いレベルのモノでした。ただし、ハミルトンに比べると、タイムが安定していなかったのが気になります。ロングラン時の最速タイムこそハミルトンに遜色ないものでしたが、1分32秒台や33秒台に落ちてしまう周回も多く……。このペースダウンがコース上の混雑の影響ならばいいのですが、何か他の要因によるものであり、レースでも同様のペースダウンを強いられてしまうことになれば、ハミルトンには敵わないでしょう。

 レッドブルのダニエル・リカルドのペースも注目に値します。リカルドのペースは1分31秒台後半〜32秒台前半。メルセデスAMGからは約1秒、マッサからは約0.5秒遅れた4番目でしょう。ここサーキット・デ・カタルニアは、今季これまで開催されたサーキットに比べて、空力性能が重視されるサーキット。エイドリアン・ニューエイの手による、RB10の真価が発揮されているようです。

 ただし気になるのはチームメイトのセバスチャン・ベッテル。今回からモノコックをテスト時に使っていたものに戻していますが、フリー走行1回目で発生した電気系のトラブルにより、フリー走行2回目を全く走ることができませんでした。今季ここまで不調のベッテル、今回こそ復調できるのでしょうか?




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 23:00〜


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6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
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9位ウイリアムズ・レーシング2
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