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【GP2レポート】新人ヴァンドールが開幕戦制覇
2014年4月5日
前日の予選日より日差しの強い、GP2開幕戦決勝。気温27℃、路面温度54℃という快晴の下、レースは行われた。
フォーメーションラップのスタートでは伊沢拓也の前の21番グリッドのシモン・トルーマーがストール。ピットスタートとなるが、このトルーマーが後々、伊沢の前に立ちはだかることになる。
スタートでPPのジョリオン・パーマーが遅れると、2番グリッドの伊沢のチームメイト、ストフェル・ヴァンドールが1コーナーまでに悠々とトップを奪い、ヴァンドール、4番グリッドのステファン・リチェルミ、6番グリッドのステファノ・コレッティと、偶数列の上位3台がトップ3となってオープニングラップを周回する。
上位陣は黄色ロゴのソフトタイヤを選択しており、23番グリッドの伊沢拓也はオレンジのハードタイヤを履いて、最初のスティントを伸ばす戦略。伊沢はスタートで3つ順位を上げたが、16番手スタートの佐藤公哉は24番手と順位を落とした。
レースが最初に動いたは4周目。メインストレートでアクシル・ジェフリーズと佐藤が接触。ジェフリーズのスリップに入った佐藤公哉が1コーナーのブレーキングで、追突する形となり、ジェフリーズはコントロールを失ってサイドのガードレールに激しくぶつかり、車体前部が大きく破損。すぐにセーフティカーが導入された。ジェフリーズはマシンを降りてコースサイドに移動し、大きな怪我はない様子。佐藤のマシンはノーズ先端がつぶれる形で破損しながら走行を重ねた。
6周目にレースが再開されると、ソフトタイヤの上位陣が10台ピットイン。翌週にも4台がピットインし、伊沢の順位は序々に上がっていく。8周目にはトップのヴァンドールがその時点でのファステストをマークして、9周目にピットイン。その後も次々とソフトタイヤ勢がピットインし、伊沢の順位は10周目5番手、11周目4番手と上がっていく。そこからはハードタイヤ勢が上位を独占し、ふたつの戦略が入り乱れる展開となった。
11周目には4周目のクラッシュについて、佐藤に10秒ストップのペナルティがくだり、佐藤はすぐにピットロードへ。このペナルティで大きく順位を落とした。
13周目、4番手の伊沢は3番手のレネ・ビンダーにオーバーテイクを仕掛け、1コーナーでアウトから並び掛かる。2台は併走しながらコーナーリングし、伊沢はなんとかビンダーを抜いたが、伊沢の後ろに付けていたトルーマーが、バトルで速度の落ちた伊沢とトルーマーをまとめてオーバーテイク。伊沢の4番手は変わらず、ピットスタートのトルーマーの背後でレースを進めることになった。
ハードタイヤに替えた実質トップのヴァンドールが1分47秒台で周回を重ねるなか、伊沢も9周ユーズドのハードタイヤで同じく1分47秒台のタイムを連発して、タイヤマネジメントの巧さをみせる。それでも20周目に1分48秒台にタイムを落としたところで、21周目にピットイン。伊沢はソフトタイヤに履き替え、16番手でコースに復帰。残り10周をソフトタイヤでプッシュすることになった。
この伊沢のピットインを境に、ハードタイヤでスタートしたマシンが徐々にピットイン、伊沢は着々と順位を上げて、22周目には13番手となる。
25周目には予選4位のリチェルミ、予選5位のリオ・ハリアント、予選7位のミッチー・エバンスをコース上で1台づつオーバーテイク。多くのF1関係者がモニターを見守る中、伊沢のオーバーテイクが何度も映され、リプレイが繰り返された。これで9番手に上がった伊沢。28周目までノーピット作戦を採ったトルーマーがピットインして8番手に上がると、29周目にはエイドリアン・クワイフ・ホッブス、フェリペ・ナスールをオーバーテイクして6番手に上がると、そのままチェッカーを受け、予選23位から見事、6位で初戦を終えた。
優勝は実質的に一度もトップを脅かされることのなかったヴァンドールがトップチェッカーを受け、最後にそのヴァンドールに1.5秒差まで迫ったジュリアン・リールが予選12位から2位フィニッシュ。PPのジョリオン・パーマーが3位で開幕戦の表彰台を飾った。
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |