【GP直送】“失格”警告をレッドブルが無視した理由
2014年3月18日
LAT
「我々はレース中、ずっと燃料流入量をモニターしている」(チャーリー・ホワイティング/レースディレクター)
2014年の開幕戦は、2位でフィニッシュしたダニエル・リカルド(レッドブル)の失格によって、後味の悪い結末となった。
実はFIAは、2014年から導入される1時間あたり100kgの燃料流量に関して、「いかなる許容も与えない」とグランプリ開幕直前にF1チームに警告していた。これは木曜日に開かれた緊急記者会見でも、レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが明らかにしていた。
「レーススタートからチェッカーフラッグまで、いかなる場面、どんな状況でもレギュレーションで定められている100kg/hの燃料流量を超えた場合は、失格処分を科す。我々は燃料流量センサーの正確さに自信を持っている。誤差が生じないよう、燃料が噴射されるインジェクターからのデータを常にモニターし、測定に問題が生じた場合は代替えのシステムも用意している」
さらに、もし燃料流量を違反した場合はどうなるかと尋ねられると、ホワイティングは「燃料流量に関する違反は、他の車検と同じように、レース後に調査を行い、決定を下す」と語っていた。
レッドブルは「FIAが指定する燃料流量センサーは誤差が激しかったため、精度の高い自前のセンサーでFIAが定める数値で燃料流量を測定していた」と弁明し、レース審議委員会の決定に不服申し立てを行っている。センサーの精度に問題があったとすれば、FIAは今後、この問題を改善する必要があるだろう。
しかし、新しくなったレギュレーションの中でも、もっとも重要な位置づけとされている「100kg/hの燃料流量」に関わる部分に、FIAが神経質になっていることはレッドブルも分かっていたはず。にもかかわらず、それを計測するセンサーをFIAの許可なく変更したレッドブルの意図はどこにあったのか? 今後の推移を見守りたい。
■GP直送:
日本人F1ジャーナリストの尾張正博氏がグランプリの現場から、ドライバーやチーム首脳の生の声、パドックを賑わせているニュースの真相、レースのキーポイントやサイドストーリーなどを自身の取材情報からお届けする。2013年はGPインサイドとしてお届けしていた
(尾張正博/F1速報)
「我々はレース中、ずっと燃料流入量をモニターしている」(チャーリー・ホワイティング/レースディレクター)
2014年の開幕戦は、2位でフィニッシュしたダニエル・リカルド(レッドブル)の失格によって、後味の悪い結末となった。
実はFIAは、2014年から導入される1時間あたり100kgの燃料流量に関して、「いかなる許容も与えない」とグランプリ開幕直前にF1チームに警告していた。これは木曜日に開かれた緊急記者会見でも、レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが明らかにしていた。
「レーススタートからチェッカーフラッグまで、いかなる場面、どんな状況でもレギュレーションで定められている100kg/hの燃料流量を超えた場合は、失格処分を科す。我々は燃料流量センサーの正確さに自信を持っている。誤差が生じないよう、燃料が噴射されるインジェクターからのデータを常にモニターし、測定に問題が生じた場合は代替えのシステムも用意している」
さらに、もし燃料流量を違反した場合はどうなるかと尋ねられると、ホワイティングは「燃料流量に関する違反は、他の車検と同じように、レース後に調査を行い、決定を下す」と語っていた。
レッドブルは「FIAが指定する燃料流量センサーは誤差が激しかったため、精度の高い自前のセンサーでFIAが定める数値で燃料流量を測定していた」と弁明し、レース審議委員会の決定に不服申し立てを行っている。センサーの精度に問題があったとすれば、FIAは今後、この問題を改善する必要があるだろう。
しかし、新しくなったレギュレーションの中でも、もっとも重要な位置づけとされている「100kg/hの燃料流量」に関わる部分に、FIAが神経質になっていることはレッドブルも分かっていたはず。にもかかわらず、それを計測するセンサーをFIAの許可なく変更したレッドブルの意図はどこにあったのか? 今後の推移を見守りたい。
■GP直送:
日本人F1ジャーナリストの尾張正博氏がグランプリの現場から、ドライバーやチーム首脳の生の声、パドックを賑わせているニュースの真相、レースのキーポイントやサイドストーリーなどを自身の取材情報からお届けする。2013年はGPインサイドとしてお届けしていた
(尾張正博/F1速報)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |