バトン、マグヌッセンのリスクを憂慮

Sutton

　ジェンソン・バトンは、マクラーレンが2014年にセルジオ・ペレスの代わりにケビン・マグヌッセンを選んだことに驚いたと認めた。また、新人がビッグチームでデビューすることには大きなリスクが伴うとも述べている。

　先週、マクラーレンは来年はバトンと育成ドライバーのマグヌッセンを走らせることを発表した。

「F1では驚くことばかりで、状況がどんどん変化する」とバトンはマクラーレンのドライバーに関する決断について語った。
「去年ルイス（・ハミルトン）がチームを去ると決心したことにも驚いたが、今回のことも同じだ。でもこれがF1なんだ。状況が変化し続け、僕らは適応することを学ばなければならない」

「来年は新しいレギュレーションが導入されるから、経験あるチームメイトを持つことが重要だと、僕は以前から言い続けていた」
「ケビンには経験がない。でも彼は素晴らしい速さを持っている。それは僕にとってより重要なことだと思う」

「彼のF1テストに関してデータを見ると、フィードバックが非常に優れていた。それは新しい年を迎えるにあたってとても重要になるだろう」

　新人を起用することはマクラーレンにとって大きなリスクになりかねないとの声に対し、バトンは、リスクを抱えているのはチームよりもマグヌッセンだとの考えを示した。

「キャリアが光り輝くチャンスかもしれないし、もしうまくいかなければF1でのキャリアが早々に終わってしまうかもしれない」とバトンは言う。
「だからドライバーにとって、競争力がありトップ争いをする、もしくはトップ争いをして当然のチームと契約するという難しい状況に踏み込むことには、大きなリスクがあるんだ」

「でもドライバーが進んでそのリスクを背負うというのであれば、自分に自信があるということだろう。自分の速さ、チームとの仕事の仕方に関して能力があると確信しているのだ」
「どちらに転ぶか分からないけれど、いい方向に行くことを願っている。彼とは1年を通して一緒に働きたいと思っているし、彼はふさわしい心構えを持ってデビューに臨まなければならない」

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