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日本GP評価:辛辣な先輩も称賛。健闘若手勢が満点

2013年10月19日

LAT

 英AUTOSPORTが2013年日本GPを戦った22人のドライバーを10点満点で評価、満点をロメイン・グロージャンとニコ・ヒュルケンベルグに与えた。

 英AUTOSPORT誌のF1担当編集者エド・ストローは、今回、最高点10点は2人、9点は3人、最低点5点は5人という評価を行った。

 4番グリッドからスタートし、レース前半をリードしてレッドブル勢と戦った後、3位でフィニシュしたグロージャンには満点が与えられた。

「去年のレースでは、グロージャンはターン2で接触したウエーバーから激しく批判された。しかし今年、ウエーバーはグロージャンのパフォーマンスを称賛した」
「予選で素晴らしい結果を出し、見事なスタートを決めてレース前半のほとんどをリードした」
「しかしロータスは(レッドブルに比べて)ペースで劣っていたため、彼の戦いには勝ち目がなかった。それでも最終スティントで可能な限り長く、自分より速いウエーバーを押さえて走った」
「彼の最近の進歩が証明された、素晴らしい週末だった」

LAT

 ヒュルケンベルグはザウバーで予選7位という見事な結果を出し、決勝も素晴らしい走りを見せて6位でフィニッシュした。

「今回も彼は、向上しつつあるザウバーのパフォーマンスを最大限に生かし、彼がこれほど高く評価されている理由を証明してみせた」
「予選では最大の結果を出し、決勝でも素晴らしいパフォーマンスを見せた。苦しむリカルドを130Rで大胆にオーバーテイクしたのがハイライトだ」
「最終スティントでアロンソとライコネンに抜かれたのは、ペースの違いを考えれば仕方がない。それ以前にオーバーテイクを行ったことで彼はタイヤのデグラデーションと戦っていた」

 9点は、セバスチャン・ベッテル、エステバン・グティエレス、ポール・ディ・レスタに与えられた。

 ベッテルは2番グリッドから優勝を獲得した。
「何度かベッテルらしくないロックアップや滑るシーンが見られたため、完璧の10点は与えられなかったが、素晴らしい勝利だった」

 グティエレスは、14番グリッドから7位でフィニッシュ、F1での初入賞を成し遂げた。
「夏休み以降の進歩を見れば、入賞は時間の問題だった。自分より経験あるロズベルグやマッサを相手に堂々と戦ってみせたことが何より素晴らしかった。この結果は彼にふさわしい」

 ディ・レスタは予選12位、決勝11位という結果だったが、フォース・インディアのマシンの力を考えれば、素晴らしいパフォーマンスだったという。
「乗りづらいマシンで見事なパフォーマンスを見せた。Q3進出に迫り、マシンに入賞する力がないにもかかわらず、ポイント圏内から10秒遅れの位置でフィニッシュした。彼にとって今年最も素晴らしい走りのひとつにあたる」

 今回最低点の5点を与えられたのは、セルジオ・ペレス、ルイス・ハミルトン、エイドリアン・スーティル、ギド・バン・デル・ガルデ、ジュール・ビアンキだった。

 ペレスのよくなかった点は、「金曜プラクティスでスプーン入り口で人工芝にはみ出し、クラッシュしたこと、決勝でロズベルグに接触してタイヤがパンクしたこと」だとされている。

Sutton

 ハミルトンに関しては、1周目のパンクは不運だったが、自身の判断ミスが原因だったと判断された。
「プラクティスの速さからみて予選は期待どおりのポジションであり、レッドブルの速さを考えれば最大限の結果だった」
「タイヤがパンクしてスタート後数秒でレースが事実上終わったのは極めて不運だった。しかし順位を上げるための動きで自らを危険にさらしたのは確かで、その点では自分の責任だ。小さな、しかし高くつく判断ミスをした」


 各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。

●レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル:9点
マーク・ウエーバー:8点
●フェラーリ
フェルナンド・アロンソ:8点
フェリペ・マッサ:7点
●マクラーレン
ジェンソン・バトン:7点
セルジオ・ペレス:5点
●ロータス
キミ・ライコネン:7点
ロメイン・グロージャン:10点
●メルセデス
ニコ・ロズベルグ:7点
ルイス・ハミルトン:5点
●ザウバー
ニコ・ヒュルケンベルグ:10点
エステバン・グティエレス:9点
●フォース・インディア
ポール・ディ・レスタ:9点
エイドリアン・スーティル:5点
●ウイリアムズ
パストール・マルドナド:7点
バルテッリ・ボッタス:7点
●トロロッソ
ジャン−エリック・ベルニュ:6点
ダニエル・リカルド:7点
●ケータハム
シャルル・ピック:6点
ギド・バン・デル・ガルデ:5点
●マルシャ
ジュール・ビアンキ:5点
マックス・チルトン:7点




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