ペレスへの罰にボスは不満。「目をつけられている」

LAT

　マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ベルギーGPでセルジオ・ペレスがペナルティを受けたことに関し不満を述べ、先輩ドライバーたちからの批判が続いたことで、ペレスは目をつけられていると語った。

　ペレスがロメイン・グロージャンをオーバーテイクする際に彼をコース外に押し出したとスチュワードは考え、ペレスにドライブスルーペナルティを与えた。

　最終的にペレスは11位でフィニッシュしたが、ペナルティがなければポイント獲得が可能だったとウィットマーシュは考えている。このペナルティは非常に厳しいものであり、以前から先輩ドライバーたちから動きがアグレッシブすぎると非難されていることで、ペレスへの監視が厳しくなり、ペナルティにつながったとも、ウィットマーシュは述べている。
「若いアグレッシブなドライバーが現れると、年上のドライバーたちは寄ってたかって攻撃し、ドライバーズミーティングで騒ぎ立てようとする」とウィットマーシュ。
「彼らは（ペレスに対して）そういう行動をとった。あってはならないことだが、その影響が明らかに表れている」
「決勝中、それ（ペレスの一件）より後で、もっと悪い例がふたつ出てきたが、彼らにはペナルティは出されなかった。（ニコ・）ヒュルケンベルグと（ジャン−エリック・）ベルニュだ」
「（ペレスには）非常に厳しいペナルティが与えられ、失望している」

　ペレスは目をつけられているためある程度慎重になる必要があるが、彼は悪いことはしておらず、今後も積極的なレースをしていくべきだと、ウィットマーシュは述べた。

「彼のような立場では慎重に行動する必要がある」
「自分が大丈夫だと思うことをしていても、監視されているときには、それを自覚していなければならない」
「彼が悪いことをしたと思ったら、私は彼のところに行って頭をたたくだろう」
「だが彼はレースをする必要がある。チームが自分をサポートしてくれているという自信と確信を持ってレースをしなければならないのだ。我々は彼をこれからもサポートしていく」

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