「メルセデスの強さは新タイヤと無関係」とピレリ
2013年8月8日
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ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、メルセデスがハンガリー決勝で速さを見せたのは、新しいタイヤが導入されたこととは関係なく、メルセデスがタイヤの扱い方について解決法を見つけたからだと語った。
メルセデスはシーズン序盤では、予選では速いものの決勝ではタイヤをうまく持たせることができず後退することが多かった。しかしハンガリーではルイス・ハミルトンがポール・トゥ・フィニッシュを成し遂げ、気温が高いなか、予選、決勝ともに速いところを見せ付けた。
イギリスGP決勝でタイヤバーストが連発したため、ピレリはハンガリーから、2012年のコンストラクションと2013年のコンパウンドを組み合わせた新しいタイヤを導入した。
しかしヘンベリーは、メルセデスの好調さと新タイヤは関係ないと述べている。
「彼らは何か対策を成し遂げたのだ」とヘンベリー。
「決勝ではそのうち彼らが苦しむだろうと考えて見ていたが、そうはならなかった」
「我々も驚いた。とても暑く、全員が苦しんでいた」
「タイヤに入る熱が問題だった。タイヤとは関係ない。タイヤに何をしてもタイヤに入る熱は変わらない」
メルセデスがレースペースでの問題を解決するのは時間の問題だったと、ヘンベリーは言う。メルセデスはここまでの10戦中7回ポールポジションを獲得している。
「彼らに速さがあるのは間違いない。すべてをうまくやれさえすれば、素晴らしい競争力を発揮することは分かっていた」
「ハンガリーではうまくいったようだ。スパで彼らがどういうパフォーマンスを見せるのか見てみよう」
「(ハンガリーのような)速さを一貫して見せられるなら、彼らは有力なチャンピオン候補になるだろう」
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