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若手テスト2日目、リカルドが最速。RBRでも3番手

2013年7月19日

Sutton

 18日、イギリスのシルバーストン・サーキットで行われたF1若手ドライバーテスト2日目は、トロロッソをドライブしたダニエル・リカルドが総合トップタイムをマークした。

 初日に引き続きドライコンディションで行われた若手テスト2日目は、前日同様、強い日差しが差し込み、路面温度は45度付近まで上昇する熱い一日となった。

 そのなか、2日目のトップタイムをマークしたのは朝のセッションでトロロッソを走らせたリカルドだった。レースドライバーのリカルドは、ピレリの定めるタイヤプログラムのもと、ハードとミディアムの両コンパウンドを試し、ランチタイムの前にこの日の全体ベストを記録した。

 そのリカルドは、午後からレッドブルRB9に乗り換え、来季の昇格をかけた非公式のオーディションにも臨んでいる。ここでも、午前中のパーソナルベストから約コンマ2秒落ちの総合3番手タイムをマークしたリカルドだが、彼の走行はまたもピレリのプログラム下で行われたため、チームが下した真の評価をうかがい知ることは難しい。
 セッション序盤にグラベルにコースオフもしたリカルドだったが、それでも自分の能力は出しきれたと語っている。
「ピレリと(テストの)状況で、少し慎重を要した。マシンをアジャストすることは全然できなかったしね。理想を言えば、多少のメカニカル変更やコンディションに合わせたセットアップができれば良かった。でも、それは他のドライバーも同じだからね」

 2番手には、トロロッソSTR8を引き継いだカルロス・サインツJrが入った。元WRCチャンピオンの父親が見守るなか、39周を重ねたサインツJrはリカルドのトップタイムからわずか0.044秒差のタイムをマーク。彼の走行は、条件こそリカルドとは異なるが、他の若手ドライバーにはギャップを築いた。

 4番手には、ロータスのダビデ・バルセッキがつけた。彼は空力とタイヤ評価の作業を行ったが、走り始めに無線のトラブルに見舞われ、最初の数周はピットボードの指示に気付かない一幕も。そのため、ロータスはピットウォールで派手にピットインを指示する作業を強いられている。

 マクラーレンをドライブしたオリバー・ターベイが5番手。再びフォース・インディアを走らせたジェイムズ・カラドが6番手につけ、同じくレッドブルをドライブしたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが7番手となった。

 ピレリが持ち込んだソフトとハードコンパウンドの分析および空力パッケージの評価にあたったフェラーリのダビデ・リゴンが8番手。タイヤテストに従事したウイリアムズのパストール・マルドナドとザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが9、10番手で続いている。

 11番手以下は、ウイリアムズのダニエル・ジュンカデラ、ザウバーのロビン・フラインス、ケータハムのウィル・スティーブンス、フォース・インディアのポール・ディ・レスタ、マルシャのロドルフォ・ゴンザレスとなっている。

 最終日となる明日のテストでは、日本人ドライバーの佐藤公哉がザウバーC32をドライブする予定だ。


■F1若手ドライバーテスト 2日目総合タイム結果

1位 ダニエル・リカルド
トロロッソ
1’32.972 48Laps
2位 カルロス・サインツJr
トロロッソ
1’33.016 39Laps
3位 ダニエル・リカルド
レッドブル
1’33.187 59Laps
4位 ダビデ・バルセッキ
ロータス
1’33.554 91Laps
5位 オリバー・ターベイ
マクラーレン
1’33.864 97Laps
6位 ジェイムズ・カラド
フォース・インディア
1’33.957 47Laps
7位 A.フェリックス・ダ・コスタ
レッドブル
1’33.958 19Laps
8位 ダビデ・リゴン
フェラーリ
1’34.053 97Laps
9位 パストール・マルドナド
ウイリアムズ
1’34.116 71Laps
10位 ニコ・ヒュルケンベルグ
ザウバー
1’34.224 52Laps
11位 ダニエル・ジュンカデラ
ウイリアムズ
1’34.631 33Laps
12位 ロビン・フラインス
ザウバー
1’34.731 17Laps
13位 ウィル・スティーブンス
ケータハム
1’36.082 98Laps
14位 ポール・ディ・レスタ
フォース・インディア
1’36.356 41Laps
15位 ロドルフォ・ゴンザレス
マルシャ
1’37.949 92Laps




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