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ベルント・マイレンダーに聞くF1セーフティカーとアストンマーティン・バンテージ
2023年10月12日
F1世界選手権の安全なレースコントロールに欠かすことができないセーフティカー/メディカルカー。セーフティカーはアクシデントが発生した際に出動し隊列をコントロールするほか、メディカルカーは現場に駆けつけることから、高いパフォーマンスが要求される。そんなF1のセーフティカードライバーを24年にも渡って務めるベルント・マイレンダーが、F1日本グランプリの際に今季F1で使用されるアストンマーティン・バンテージのセーフティカーについて説明してくれた。
マイレンダーは1971年生まれ。レーシングドライバーとしてDTMドイツ・ツーリングカー選手権やFIA-GTで活躍し、2000年にはポルシェを駆りニュルブルクリンク24時間レースでも優勝を飾っている。その実力を買われ、同年からF1のセーフティカードライバーを務めてきた。
そんなマイレンダーにとっても、鈴鹿は特別なコースだという。「私はFIA-GTで何度か戦ったことがあるが、鈴鹿のようなトラックはいつでも特別で、最初のコーナーから最後のコーナーまで集中力が求められる素晴らしいサーキットだ。私もFIA-GTでは、この素晴らしいトラックで1997年に2位、98年には4位に入っているんだ」とマイレンダー。
「そういった素晴らしいコースでは、もちろん特別なパフォーマンスがセーフティカーとしても求められる。それがアストンマーティン・バンテージにはあり、最強のマシンではないが、ドライバビリティに優れており、クルマにいま何が起きているのかを正確にドライバーに伝えてくれる。これはとても大事なことなんだ」
マイレンダーがセーフティカーとしてドライブするバンテージは、『F1エディション』と呼ばれるスペシャルバージョンではあるが、実戦で使用されているバンテージは「サーキット専用車としてリヤが少し硬めになっていて、一般道で乗ったら少し不快になるかもしれないね」という。しかし、その他の部分はF1エディションと同様で、「本当にトップレベルで素晴らしいと思う。またメディカルカーもDBXからDBX707に進化したが、もともと素晴らしいものがさらに上のレベルになっている」と賞賛した。
ちなみに、以前F1ではメルセデスAMG GT『ブラックシリーズ』がセーフティカーで使用されてきたが、これとの比較については「200馬力も差があるので、クルマとして比べるのはフェアではない」とした。
さらにマイレンダーは、「希望するならご案内しよう」と実際のセーフティカー内部も披露した。市販モデルと大きく異なるのは、もちろん外観では特別に製作されたルーフライトなどが目立つが、内部も大きく異なっている。「特に違うのはリヤのトランクハッチ内だ」とマイレンダー。レースコントロールからの情報が逐一送信される電子機器が、所狭しと配されている。また、コクピット内もモニターが複数装着され、セーフティカー内に情報をもたらす。
また、レーシングカー同様に、セーフティカー/メディカルカーを走らせるためのチームも控える。スペアタイヤも用意され、レースウイーク中にタイヤ交換も行われる。F1を先導しサーキットを周回するためには、相応にタイヤの状態を保つことも重要というわけだ。
「我々はいつも2台のセーフティカー、2台のメディカルカーを準備している。F2やF3が開催されるときも備えなければならないからね。そして、セーフティカードライバーという私の立場からすれば、メルセデスもそうだが、アストンマーティンのようなブランドがF1の歴史と背景を理解し、パートナーとなっていることを非常に嬉しく思っているよ」とマイレンダー。
「F1では安全が最も重要であり、そのためには最速のロードカーを提供できる、F1と同じ考えをもつメーカーが必要だと思う。セーフティカーに求められるシステムが安全を提供し、アクシデントに対応できるようになる。私は長期に渡ってF1に関わっているが、アストンマーティンも同じ思いをもってくれていると願っているよ」
(Ryuji Hirano / autosport web)
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6/8(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 結果 / レポート | |
6/10(月) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |