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シート喪失の可能性がささやかれるデ・フリースとサージェント。リカルドがF1復帰のチャンスを狙う

2023年6月22日

 今季F1デビューを果たした3人のルーキーのうち、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)とニック・デ・フリース(アルファタウリ)は、依然として期待された実力を発揮できていない。ともにまだ一度もポイントを獲得できず、チームメイトとのパフォーマンス差も大きいことから、シーズン中の交代も噂されている。


 前戦カナダGPで、サージェントは、予選19番手、決勝はトラブルでリタイアという結果で、車体アップデートなしというハンデキャップはあったものの、予選10番手から7位入賞を果たしたアレクサンダー・アルボンとの違いはあまりにあからさまだった。

アレクサンダー・アルボン&ローガン・サージェント(ウイリアムズ)
2023年F1第8戦スペインGP アレクサンダー・アルボン&ローガン・サージェント(ウイリアムズ)


 パドックの噂では、ウイリアムズは早ければ次戦オーストリアGPでサージャントを解雇し、現在メルセデスのリザーブドライバーを務めるミック・シューマッハーを乗せる可能性もあるという。ただしチームの筆頭株主であるドリルトン・キャピタルはアメリカの投資会社であり、アメリカ人ドライバーのサージェントを外すことに異を唱えているということだ。


 一方のデ・フリースも、8月の夏休みまでに角田裕毅に追いつけなければ、解雇される可能性がある。その場合の後任候補は、レッドブルのジュニアドライバーで、全日本スーパーフォーミュラ選手権で輝きを放ち、ヘルムート・マルコが高く評価しているリアム・ローソンと見られている。ただし現段階では、単なる噂にすぎない。

2023年F1第9戦カナダGP ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
2023年F1第9戦カナダGP ニック・デ・フリース(アルファタウリ)


 そんな中、脚光を浴びているのがレッドブルのサードドライバー、ダニエル・リカルドだ。ESPNによれば、来季(あるいは早ければ今季後半に)、リカルドがアルファタウリのレースシートに就くことになるかもしれないという。そしてその先には、2024年末でレッドブルとの契約が切れるセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルに移籍することを見据えている。

2023年F1第3戦オーストラリアGP ダニエル・リカルド(レッドブル)
2023年F1第3戦オーストラリアGP ダニエル・リカルド(レッドブル)


 ただしたとえペレスがレッドブルを去るとしても、マックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトはリカルドではなく、角田あるいはローソンという見方の方が強い。


 リカルドは、レッドブルでF1レースシートに復帰することについて、「それが実現したら、おとぎ話だろうね」と、可能性が高くないことを認めている。


「でももしレッドブルでF1キャリアを終えられたら、完璧なおとぎ話になる。どうなるかはわからない。でも、見てみようじゃないか」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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