フェラーリF1代表、終盤にプッシュしたルクレールの選択を支持「限界まで走るのは彼らの仕事」/F1第4戦
2022年4月26日
フェラーリF1のチーム代表であるマッティア・ビノットは、2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP決勝の終盤にシャルル・ルクレールがプッシュする決断を下したことについて、その後彼が表彰台を逃すミスを犯したとはいえ、悔やむようなことはないと語った。
決勝レースの大半で、ルクレールは先行するレッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスに続く3番手を走っていたが、追い上げてアタックをかけるまでには至っていなかった。
残り12周となった時点で、フェラーリはルクレールをピットインさせ、ソフトタイヤに履き替えさせることを選んだ。ペレスを追い上げるためだが、レッドブルにもドライバーたちをピットインさせるよう仕向けたい思惑もあり、実際その通りになった。
ペレスを激しく追い上げたルクレールだったが、やり過ぎたためにバリアンテアルタのシケインでスピンを喫してしまった。幸いにもレースに復帰できたルクレールは、破損したフロントウイングの交換を余儀なくされたことで順位を落とし、最後の8周で9番手から6番手にまでポジションを戻した。
後からレースを振り返ったビノットは、ルクレールのプッシュを変わらずに支持したうえで、ミスは起こり得るものだと語った。
「ドライバーにプッシュを求めて後悔するようなことは絶対にない。それが我々の仕事の一部でもあるし、限界まで走ろうとするのは彼らの仕事の一部でもあるからだ。そして、ミスは起こり得るものだ」
「今年のマシンは縁石でかなり硬い反応をするので、ドライバーがささいなミスを犯しただけでも、非常に大きな犠牲を伴ってしまう」
「だから、後悔はない。我々は正しい選択をした。それにつきる」
ルクレールの2度目のピットストップについて、ビノットはタイヤのデグラデーションのためではなく、戦略的選択としての判断だったことをほのめかした。
「フロントタイヤは摩耗しきっていなかった。あのとき、彼のペースはセルジオ・ペレスと相当近かった。むしろ少し上回っていたくらいだ」
「しかしあのタイヤでこれ以上走り続けても、ペレスを追い上げ、さらに追い抜くチャンスはないと判断したため、ピットストップを指示した」
「向こうもピットインしてくれることを願っていたところ、実際そうなった。つまり、どちらも新しいタイヤに換わったということだ。15周を残して、双方がソフトタイヤを履いた状態で、レースがリセットされたようなものだ」
「これは非常に効を奏したと思う。シャルルはセルジオにかなり迫れたし、ミスが起こる前にはアタックをかけようとしていたからだ」
レース終了後のルクレールは、当然のことだが自身のミスを悔やみ、ペレスを追い上げるうちに「欲張り過ぎ」てしまったのかもしれないと語ったが、バリアンテアルタでリスクを取りすぎたのではないかとする見方については否定した。
「特別にリスクを取りすぎたとは思っていないよ。僕はあのとき速かったし、マシンの感触も良かった。今日の決勝レースでは特にね」とルクレールは述べた。
「コーナーのひとつで、チェコの競争力が僕よりもすこし低いように感じたんだ。だから、そのラップで僕にチャンスがあると考えた」
「そして、もう少し強くプッシュしたところ、やり過ぎてしまったようだ。そのときを除けば、この週末の他のラップで不必要にリスクを取ろうとしたことはなかったと思う。その部分では、すべてうまくいっていたんだ」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |