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「19戦目にして一番悔しいレース」ドライバーの健闘を讃えるも、完敗のブラジルGP/ホンダ山本MDインタビュー(1)
2021年11月16日
3連戦の2戦目、2021年F1第19戦ブラジルGPをホンダF1の山本雅史マネージングディレクターは「19戦目にして一番悔しいレース」と振り返った。10番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)に逆転を許しレッドブル・ホンダは優勝を逃す結果に終わったものの、山本MDは「ドライバーふたりは頑張ってくれた」とマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスを讃え、タイトル獲得のためにも最後まで攻め続けなければならないと語った。
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──逆転負けとなりました。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):19戦目にして一番悔しいレースでした。
──それは完敗だったからですか。
山本MD:完敗ですね。私の個人の印象としては完敗。ルイス(・ハミルトン)が予選で失格になって最後尾に落ちたのに、そこからスプリント予選で5番手まで上がり、ICE交換でグリッド降格して10番手から優勝したわけですから。やっぱりチャンピオン争いをするには、厳しい状況になっても戦い切れるくらいのパフォーマンスを持っていないと、なかなか厳しいかなというのが正直な感想です。我々にとっては、19戦目にして一番厳しいレースだったと思います。
──ただレッドブル・ホンダもミスはなかったと思います。
山本MD:レッドブル・ホンダも攻めたいいレースをしてくれました。戦略的にも力強さがあった。今日は路面温度が50度を超えていて、スタートの時点では54度あったと思うのですが、思いの外、メルセデスの調子がよかった。ただ、不思議なのは対(バルテリ・)ボッタスという点ではレッドブル・ホンダはいままでと変わらなかった。そう考えると、ルイスの速さは新しいICEによる影響が考えられるわけで、ルイスもルイスで一杯いっぱいだったんじゃないかとも言えます。
──スタート直後にマックス・フェルスタッペンが先頭に立ち、4コーナーでセルジオ・ペレスがボッタスをかわして1-2体制になったときは、「おおっ」と思いました。
山本MD:レッドブル・ホンダもしっかり攻めていました。ホールショットを取ったマックス。4コーナーでチェコ(セルジオ・ペレス)も前に出た。レッドブル・ホンダとしての1-2体制は今シーズン初めてだったし、いままでにない展開を見せてくれたドライバーふたりは頑張ってくれた。ファイナルラップでチェコがファステストラップを取り返したようにドライバーは頑張ったし、チームも戦略的にはしっかりやり切った。だからこそ、そんな状況で敗れたというのは総合力で少しだけルイスに負けたという印象です。
──だから完敗なんですね。フェルスタッペンは4コーナーで一度、前に出られたハミルトンに対して、ブレーキングでポジションを許さず、取り返した。それでも勝てなかったのだから、完敗ですね。
山本MD:チェコだって、1コーナーでオーバーテイクされたルイスを4コーナーで差し返した。あの攻防はすごかったし、本当にレッドブル・ホンダのふたりはギリギリまで力を出してくれた。ボッタスがチェコを上回って3位になったのはバーチャルセーフティカーが出たタイミングでピットインしたからで、あれはラッキーだった。そういう意味では、今日レッドブル・ホンダが負けたのはルイスだけ。ルイスだけが速く、圧巻の走りだった。僕らは100%出し切ったけど、彼らは101%持っていたという感じです。
──セーフティーカーが導入されなければ、序盤に築いたレッドブル・ホンダとの差をハミルトンが詰めるのは大変だったと思うのですが……。
山本MD:最後、みんなタイヤが厳しかった……。でも、結果論でいうと関係なかったでしょうね。
──今回、メルセデスはペナルティを覚悟でICEを交換してくるという勝負に出ました。ICEを交換するとかではなく、レッドブル・ホンダも守りに入ったら、チャンピオンシップは獲れない?
山本MD:メルセデスは常に攻めています。我々も最後まで攻め続けなければなりません。レッドブルとホンダが残り3戦、どう戦っていくかをしっかり話し合うことが大事。お互いの強み弱みを補っていかないといけません。メルセデスは車体もパワーユニットも自ら製造していて一枚岩だから、負けないよう我々もより密になって戦っていかないといけないです。
(Masahiro Owari)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |