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【F1インタビュー】6番手発進のハートレー「車体アップデートが成功したのは今年初めてかも」予想以上の結果に興奮隠せず
2018年10月27日
2018年限りでトロロッソ・ホンダから放出されると噂されるブレンドン・ハートレー。しかし1週間前のアメリカGPでは最後尾グリッドから9位入賞を果たし、今週末のメキシコGPも初日フリー走行で総合6番手の速さを披露した。今回の空力アップデートが、「僕のドライビングスタイルにすごく合っている」と、興奮を隠しきれないハートレーに、好調の理由を訊いた。
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─総合6番手。素晴らしい1日だったのでは?
ハートレー:予想したより、いい位置につけられたね。標高が高いことで、ハイダウンフォースのマシンセッティングになる。なので僕らのパッケージは、そんなに悪くないと思っていた。ホンダ(のパワーユニット)がスペック2に戻ったことも、大きなハンデキャップにはならないと思っていたんだ。にしても予想以上の結果が出て、悪い気分じゃないね。この数戦、自分自身上がり調子なのを感じているし、実際結果も付いてきている。
─新しい空力パッケージの感触は?
ハートレー:前戦アメリカでピエール(・ガスリー)が試した時は、ウエット路面だったこともあって、効果がしっかり確認できなかった。メキシコのシミュレーションでも、数値自体は非常に小さいものだった。空気抵抗が少ないこともあって、せいぜい0.05秒程度ということだった。一方でコーナリング中のバランスには、すごく手応えを感じた。僕がシーズン中、ずっと望んでいたような挙動に近いんだ。だからぜひこの方向で、進んで行ければと願ってるよ。もちろんまだこれから走り込んで、確認すべき点も多いけどね。でもかなり可能性のあるアップデートだと思っている。
─明日の予選、そしてレースも、このパッケージを使い続ける?
ハートレー:これからエンジニアと詰めるけど、そうしたいと思っている。とにかくマシン挙動が、僕好みになっているから。
─タイヤの持たせ方が今週末の焦点になるかと思いますが、そこはどうですか?
ハートレー:悪くなかったよ。ハイパーソフトだけしか試さなかったけど、グレイニングが酷いし、すぐにペースががた落ちになった。それはほぼ全員が、そうだったと思うけどね。その意味では確かに、タイヤマネージメントと戦略がレースを左右するだろうね。トップ10内に入ってハイパーソフトでスタートするのが、はたしてレースでも正解なのかどうか。
─今回の空力アップデートはフロアと?
ハートレー:フロントウイング、そしてバージボードだね。
■残留狙うハートレー「今の好調さが助けになることを願う」
─あなたのドライビングスタイルに、ようやくクルマが合ってきたということですね。
ハートレー:100%断言できる。だからこんなにワクワクしているんだ。これまでずっと開発部門に言い続けてきたことが、ようやく形になった感じだね。ピエールと僕とではドライビングスタイルがすごく違ってて、今までは彼により合ったマシン特性だった。たとえばコーナーの入り口も出口も、むしろカウンターを当てるようなナーバスな挙動でも何とかしてしまう。
─コーナー進入と立ち上がりの挙動が、特に違っている?
ハートレー:複合コーナーのバランスだね。切り返しの際に空力バランスが崩れたりしていたのが、かなり改善されてる印象だ。今シーズンここまでの車体アップデートは、必ずしもうまく行ってなかった。でも今回は、期待できそうだ。
─フランツ・トスト代表はあなたに関して、「来季もシートを維持したいなら、パフォーマンスを上げる必要がある」と明言しています。今回のアップデートが、その助けになる?
ハートレー:このところ調子が上がっているのはまちがいないし、(今回のアップデートによって)その勢いが加速していくと信じてるよ。ここ数戦はピエール以上の速さを予選で見せられているし、前戦アメリカGPでは最後尾グリッドから9位入賞を果たした。ドライビングの向上が、結果にリンクし始めたと感じているね。
(取材・文 柴田久仁夫)
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6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
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10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
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5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
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10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |