F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1 Topic:デビュー当時の中嶋悟とも働いた今もF1界に残る大ベテラン

2016年10月28日

 ロン・デニスがチームを去るという話が出たかと思えば、パット・シモンズもそろそろ引退というウワサがちらほら聞こえて来る昨今のF1界。80年代を知る者が少しずつ姿を消していく中、現役バリバリで頑張っているのが、ウイリアムズのスポーティングマネージャーを務めるスティーブ・ニールセンだ(写真左)。そのニールセンにとって、アメリカGPは旧知の友と出会ることができる特別なグランプリである。


 その友人とは、ケニー・シュマンスキー。78年からロータスのタイヤマンとしてF1の世界に入ったシュマンスキーとニールセンが出会ったのは、ニールセンがトラッキーとしてロータスに加入した、87年。2人が共にロータスで仕事していたのは、88年までの3年間だった。


 その後、シュマンスキーは母国のアメリカへ帰国。インディカーのニューマン・ハースに移籍したものの、2000年にアメリカGPが復活すると、フェラーリからフライアウェイときだけの臨時スタッフとして駆り出され、05年までパートタイムでF1の仕事を続けていた。


 ニールセンは91年にティレルへ移籍してアシスタントチームマネージャーに昇進した後、ベネトン、ホンダ(HRD)、アロウズ、ベネトン、ルノー、ロータス、ケータハム、トロロッソと渡り歩き、今年でF1生活21年目の大ベテランとなった。


 そんな2人がサーキット・オブ・ジ・アメリカで出会うと、必ず話題に上がるのが、87年にロータスからF1デビューした中嶋悟のことである。ニールセンにとって、初めてのF1チームでの仕事をしたときのドライバーのひとりであり、シュマンスキーにとってはタイヤマンとして初めての日本人ドライバーだった。


「数年前にモテギにインディカーで行ったときにサトルと再会した」と言うシュマンスキー。そのとき、中嶋悟がシュマンスキーに語った最初の言葉がこうだった。


「ケニー、僕のタイヤはどこ?」
 その話を聞いて、爆笑するニールセン。コース上でコンマ1秒を戦いながら、F1で働く者たちはコース外で永遠の友情も育んでいるのである。



(Text : Masahiro Owari)




レース

7/5(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
7/6(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号