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バトン、2015年ベストレースを語る

2015年12月27日

 マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが、2015年を振り返り、今季ベストレースとしてモナコGPとアメリカGPを挙げた。

 今季ホンダとのパートナーシップの下で新たな時代へと入ったマクラーレンは、連発するトラブルとパフォーマンス不足に悩まされた。コンストラクターズ選手権では9位に沈み、ドライバーズ選手権ではバトンが16位、フェルナンド・アロンソが17位という結果に終わっている。

 バトンはシーズン終了後のインタビューにおいて、競争力のないマシンに乗りながらも自分は最善を尽くしたと語った。

「今年はいいシーズンを送ったと思う」とバトン。
「走れなかったレースや予選が何度もあり、条件が限られていた。でもいずれにしても後方グリッドに決まっていたから、(予選で走れなくても)大した違いはなかった」
「でも今年は限られた状況のなかで自分がいい仕事をしたと思っているので、それに関してはよかったと思っている」

 今季初めて組んだアロンソは手ごわい相手だとバトンは認め、マシンのパフォーマンス向上が期待される来年はもっと面白い戦いができると予想している。

「もちろん彼からのプレッシャーは大きかった」とバトンは、アロンソの存在がいい刺激になったと認めた。

「去年まで彼はF1で一番優れたドライバーという評価を受けていた。なのに人はあっという間にそれを忘れてしまうんだから驚くよ。彼はものすごい才能の持ち主だ。バランスがよく、完成されたドライバーだ。ドライバーは、長所もあれば弱点もあるのが普通だけど、彼の場合は大きな弱点はない。決勝で彼が前にいたら抜くのは簡単じゃないし、彼が後ろから迫って来たら防御にてこずる」

 アロンソを相手にいいパフォーマンスを発揮できて満足しているかと聞かれたバトンは「それで満足ということはない。来年の方がかなり面白くなるはずだ」と答えた。





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