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F1新エンジン:メカクロームも供給の意志示す。 2チームとの契約希望

2015年11月25日

 メカクロームがF1クライアントエンジン供給に関心があることをFIAに対して表明した。すでにイルモアとAERも応募の意志を示したことが分かっている。

 現在のF1パワーユニットの価格は非常に高く、カスタマーの金銭的負担が大きい。これを懸念したFIAは価格制限を科そうとしたが、フェラーリに阻まれた。そのためFIAとF1商業面を取り仕切るバーニー・エクレストンは、現行の1.6リッターV6ターボパワーユニットに加えて新たな仕様の安価な“クライアントエンジン”を導入するという計画を立ち上げた。

 この安価なスタンダードエンジンは、2.5リッター以下で、エネルギーリカバリーによるパワーは利用せず、650kW/900bhp弱を生み出すものにすることが検討されている。

 FIAは2017年から2019年にこの安価なエンジンを供給する単独サプライヤーを選ぶための手続きをスタート、マニュファクチャラーからの関心の表明を募った。23日に募集が締め切られ、AERとイルモアが関心を示し、うわさされていたコスワースは適するエンジンがないということでアプローチを行わなかったことが分かっていた。

 さらに24日、Motorsport.comは、メカクロームもFIAに対してクライアントエンジン供給の意志があることを示したと報じた。
 メカクロームは長年ルノー・スポールとの関係の中でF1に関与してきた経験を持つ。





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