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“停滞”ウイリアムズ、FW38の開発に全力

2015年11月23日

 ウイリアムズF1チームの副代表、クレア・ウイリアムズは、2年連続のコンストラクターズ選手権3位にある程度は満足しているが、来季メルセデスやフェラーリに挑むためにはすべてのエリアで改善する必要があると感じている。

 ウイリアムズは、先日のブラジルを5位でフィニッシュしたバルテリ・ボッタスの10ポイントで、2015シーズンのコンストラクターズ選手権3位の座を確定。昨年同様、トップチームとしてのポジションをキープすることに成功した。

 しかしチームを預かるクレア・ウイリアムズは、2013年のランキング9位から3位へと大幅な躍進を果たした2014年シーズンほどの満足感は得られておらず、来年2016年に向けてはチーム一丸となって前進することが必要だと主張している。

「(3位は)素晴らしいことですが、昨年とは少し感情が違います」とクレア。
「誰もがそれだけの努力をしてきたのですからチームにとって3位を確保することは素晴らしいこと。自分たちのポジションを確立することは本当に前向きな前進なのです」
「しかし、来年を前にもう一度すべてに目を通せば、私たちが達成したい目標にはまだしなければならない多くの作業があります」

 今年のウイリアムズは、ピットストップで大体3番目に早いチームだったが、時折オペレーションに苦戦していた。クレアは、次なるステップを果たし、より一貫して上位争いをするためには、チームがもっと全体的に向上しなければならないと考えている。

「我々はチーム一丸となって働かなければならないと思っています」とクレア。
「トラックオペレーションのすべてにおいて改善しなければならないのは分かっているのです」
「チームが変わり、さらなる向上を果たすためには、あらゆる面で変わらなければなりませんし、その目的を果たすためにもチーム全体ですべてを見直さなければならないのです」

 クレアは、フェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスのふたりがシーズンを通して一貫していたと述べ、彼らの貢献がチームの成功に重要だったと語っている。

「彼らはすばらしかったです。私は、彼らがチームのためにしてくれたことを咎めることなどできません。来年についてはとても楽しみにしています」

 ウイリアムズは、9月のシンガポールGPを最後にFW37のアップデートを停止しており、すでに開発の中心を2016年用のFW38に向けている。




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