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理論上の最速戦略は1ストップ

2015年9月6日

2015イタリアグランプリ 予選

ルイス・ハミルトン、P Zeroイエロー・ソフトで、昨年に続きモンツァでのポール獲得
1ストップ戦略が主流で、2ストップも可能
FP3開始時はダンプコンディション、その後はドライへ決勝もドライが見込まれる

2015年9月5日、モンツァ
イタリアグランプリ予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroイエロー・ソフトで1分23秒397を叩き出し、ポールポジションを獲得しました。ハミルトンは、昨年の自身によるポール・タイム1分24秒109を大幅に更新し、フリー走行および予選の全セッションで最速タイムを記録しています。

ハミルトンの今シーズン11回目のポール獲得となった本予選で、トップ10ドライバーの中で新品ソフトタイヤを3セットしか使用しなかったのは、フェラーリのキミ・ライコネン、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ、そしてハミルトンの3名でした。他のトップ10ドライバーは、新品ソフトタイヤを4セット使用しています。

午前中は雨が降ったものの、予選は、気温26°C前後、最高路面温度41°Cの完全なドライコンディション下で行われました。メルセデスとフェラーリの両ドライバーのみが、Q1をミディアムタイヤで突破しました。シーズン中最高速のサーキットであるモンツァでのフリー走行では、ミディアムタイヤのタイムは、ソフトタイヤよりもラップあたり約1.2秒遅いものでした。

Q2以降、全てのドライバーがソフトコンパウンドを使用しました。大半のドライバーが、ソフトタイヤを装着して明日の決勝のスタートを切ることになります。2ストップも可能な中、1ストップ戦略が主流になると見込まれます。モンツァではピットレーンでのロスタイムが大きいため、複数回のストップ戦略は、ピットストップによるロスタイムをオーバーテイクで挽回可能なスピードのあるマシンのみに有効です。しかし、ローダウンフォースのセットアップで走行するモンツァでは、DRSの効果が小さくなるため、オーバーテイクは容易ではありません。

午前中に行われた最終フリー走行(FP3)では、序盤に雨の影響が残ったことで、Cintiratoグリーン・インターミディエイトによるインスタレーションラップが行われ、セッション残り30分時点でスリックタイヤによる走行が可能となりました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「いつものように、モンツァの予選は非常に僅差での展開となり、上位から下位まで接戦となりました。予選が大変重要となるモンツァでは、戦略は既に始まっています。2ストップも可能ですが、1ストッパーが主流となるでしょう。チームは、あらゆる機会を最大限に活かせるよう、柔軟に臨まなければなりません。ダンプコンディションのスタートとなった午前中はCinturatoグリーン・インターミディエイトの出番がありましたが、明日は、ウェットタイヤの登場はないでしょう。オーバーテイクが難しいモンツァでは、戦略が決勝の鍵を握ります」

ピレリの戦略予測:
53周で争われる決勝での理論上の最速戦略は1ストップ戦略です。しかし、各チームは、タイヤのデグラデーションや(セーフティーカー導入率は歴史的に低いものの)レースの状況によって、柔軟なアプローチで臨んでくるでしょう。

理想的な1ストップ戦略:
ソフトでスタート、21周でミディアムへ交換。

代替の1ストップ戦略:
ミディアムでスタート、24周でソフトへ交換。

2ストップ戦略は、理論的にはわずか1.63秒遅くなります。
最適な2ストップ戦略:
ソフトでスタート、19周でソフトへ、36周でミディアムへ交換。

FP3のラップタイム上位:
ハミルトン/1分24秒544/ソフト新品
ベッテル/1分24秒808/ソフト新品
ロズベルグ/1分24秒843/ソフト新品

トップ10ドライバーの使用タイヤ:
ハミルトン/1分23秒397/ソフト新品
ライコネン/1分23秒631/ソフト新品
ベッテル/1分23秒685/ソフト新品
ロズベルグ/1分23秒703/ソフト新品
マッサ/1分23秒940/ソフト新品
ボッタス/1分24秒127/ソフト新品
ペレス/1分24秒626/ソフト新品
グロージャン/1分25秒054/ソフト新品
ヒュルケンベルグ/1分25秒317/ソフト中古
エリクソン/1分26秒214/ソフト新品

(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)




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