ホンダ密着:苦戦で感じた、パッケージの進化
2015年11月30日
アクシデントに見舞われたのはアロンソだけではなかった。1回目のピットイン時にジェンソン・バトンがピットアウトしてきたバルテリ・ボッタスと接触。これはボッタスに非があるとして、5秒のタイムペナルティが出た。
「幸いジェンソンのマシンに大きなダメージはなく、クルマのバランスにも満足していたようだ。無線でも『レースしていて楽しい』と、ずっとしゃべっていたくらい調子が良かった」と、新井氏。
13位でチェッカーを受けたバトンは、レース後ひとつ前でフィニッシュしていたマックス・フェルスタッペンが20秒のタイム加算ペナルティを与えられたため、最終結果は12位となった。
「順位的には残念だが、クルマの仕上がりとしては良かった。レースではウイリアムズやトロロッソとやりあうことができた。我々のマシンがパッケージとして進歩が見えたことは評価できる」
長い1年を終えたホンダ。しかし戦いは、これで終わったわけではない。2016年へ向けてパワーユニットを改良する研究所での戦いに終わりはない。
「シーズン中にライバルとどれくらいの差があるかはわかっていたので、追いつくための手立ては、すでに着手している。この冬はかなりハードワークになると思うが、きちんとした体制で来シーズンを迎えたい」
そう言って、新井総責任者は最終戦を終えて盛り上がるヤス・マリーナ・サーキットを静かに去っていった。
(尾張正博)
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※中国GP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
※中国GP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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