ホンダF1甘口コラム モナコGP編:4台入賞はホンダのF1活動史上2度目の快挙。メルセデスとの優勝争いも大きな収穫
2019年6月3日
この背景には、「今から思えば、ルイスのタイヤ選択は間違いだったとわかる。ピットストップでわれわれはほかのトップチーム同様、ハードを選ぶべきだったが、あの時点ではミディアムが正しいと考えていた」(トト・ウォルフ/メルセデスF1チーム代表兼CEO)というメルセデスの戦略的なミスも関係していた。ただし、それを誘発させたのは、ピットストップ直前の段階でフェルスタッペンがトップから2.7秒差に迫っていたことも忘れてはならない。
「ハードタイヤは再スタートのウォームアップに懸念があったので、ミディアムを採用した」とメルセデスのチーフレースエンジニアを務めるアンドリュー・ショブリンが説明するように、ピットストップの際、メルセデスはフェルスタッペンの存在が気になっていた。
2台そろってピットインするメルセデスはハミルトンから1.1秒後方にいた2番手のバルテリ・ボッタスがピットで待たされている間にフェルスタッペンに2番手の座を奪われることも想定していたのだろう。果たして、レッドブル・ホンダにプレッシャーをかけられたメルセデスは、戦略ミスを犯したというわけだ。
もちろん、現時点でメルセデスが10チーム中、最高のパッケージを有していることは疑いようのない事実である。しかし、レースは想定外のアクシデントが起きたり、天候の急変もある。そういった状況にいかに対応するかも勝負では重要な要素となる。
ホンダが最後に優勝したのは、2006年のハンガリーGP。13年ぶりに優勝する準備は、しっかりとできていることが確認できた2019年のモナコGPだった。
(Masahiro Owari)
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※オーストラリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 51 |
2位 | シャルル・ルクレール | 47 |
3位 | セルジオ・ペレス | 46 |
4位 | カルロス・サインツ | 40 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 28 |
6位 | ランド・ノリス | 27 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 16 |
9位 | ランス・ストロール | 9 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 8 |
※オーストラリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 97 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 93 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 55 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 26 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 25 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 6 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
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