メカUPDATE:ウイリアムズのフロントウイング
2015年8月6日
大きな違いは、イギリスGPまでのフロントウイング(写真:右上の枠内)は湾曲した部分が翼端板に直接、接合していたのに対して、新しいウイングでは湾曲部分と翼端板との間に不規則な間隔を設けていることだ(写真:赤い矢印)。この間隔は前方部分が最も広く、後方へ行くにしたがって狭くなる。つまり、湾曲したトンネル部分を突き抜けた空気流が中央から外側へ導かれるようになっている。おそらく、この空気流はフロントタイヤ内側の空力パーツが多数装着されたアップライトへ向かっているのだと思われるが、問題は新しいフロントウイングに合わせて、いかにセットアップを変えるかである。
ところが、ウイリアムズは新しいフロントウイングを時間的な問題から、ひとつしか用意することができなかった。チーム内の約束で「その時点でチャンピオンシップ上位にいるドライバーに優先権がある」ため、金曜日のフリー走行から日曜日のレースまで、一貫してボッタスが使用。走行データが限られたためか、新フロントウイングの効果は「ほんの少しだけフロントのダウンフォースが増した」(ボッタス)程度の感触にとどまった。予選結果はボッタス6位、マッサ8位。決勝では、ともにノーポイント。
ハンガロリンクでは苦戦するだろう、という予想を覆すことはできず、アップデートの真価を発揮するのはサマーブレイク明けの後半戦へと持ち越された。
(尾張正博)
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※モナコGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※モナコGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |