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レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、後続に0.4秒差で圧巻のPP。角田裕毅は13番手【予選レポート/F1第1戦】

2021年3月28日

 3月27日現地時間午後6時、2021年の開幕戦バーレーンGPの予選が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。


 陽は沈んで気温は30度、路面温度は35度まで下がり、懸念された風は1.1m/sとそれほど強く吹いてはいない。メインストレートは向かい風が吹いている。


 Q1では戦闘力の劣るウイリアムズとハース以外のチームからどの1台が脱落するのかという争い。その2チーム4台がセッション開始と同時に新品ソフトタイヤでコースインしタイムアタックを開始した。


 ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)はターン4のトラックリミット違反を犯してアタックを断念、ニキータ・マゼピン(ハース)はターン13でスピンを喫してピットへと戻った。ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)もアタックを完了せず、4台のうちミック・シューマッハー(ハース)が1分33秒861のタイムを記録した。

ミック・シューマッハー(ハース)
2021年F1第1戦バーレーンGP ミック・シューマッハー(ハース)


 5分が経過したところで各車がソフトタイヤを履いてコースインしアタックを開始。最終コーナー手前ではアタックに向けてギャップを作るマシンでトラフィックが発生しており、フェルスタッペンは隊列の最後方、そしてアルファタウリ・ホンダの2台は前とギャップを開けて角田裕毅が最後にコースインした。


 ここでフェルスタッペンはターン2出口でワイドになり縁石に乗ってしまうが1分30秒499のトップタイムを記録。そしてタイムアタックをほぼ完璧に決めた角田が0.108秒差の2番手タイムを記録してみせた。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が3番手、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が4番手、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が5番手につけた上位をホンダ勢が占めた。


 残り5分を切ったところで各車が2回目のアタックへ向かい、続々とタイムを更新。ここでターン1でスピンを喫したマゼピンがタイムを更新できず最下位、19番手シューマッハー、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が18番手、ラティフィ17番手、黄旗のせいでタイムを更新できなかったエステバン・オコン(アルピーヌ)が16番手でQ1敗退となった。


 カルロス・サインツJr.(フェラーリ)は最後にターン8立ち上がりでエンジンが止まってしまい15番手、キミ・ライコネン(アルファロメオ)は14番手で辛くもQ1を突破し、ラッセルはしっかりとアタックを決めて13番手でQ2進出を決めた。マゼピンとサインツJr.により出された黄旗区間を通過してタイムを記録した数台は審議対象となっている。

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2021年F1第1戦バーレーンGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)


 Q2ではセッション開始からしばらくは各車がピットガレージで待機する時間が続くが、2分が経過したところでメルセデスAMGがミディアムタイヤを履いてコースイン。レッドブル・ホンダ勢、マクラーレン勢、アルファタウリ・ホンダ勢もミディアムでこれに続く。ここでもアルファタウリ・ホンダ勢はトラフィックを避けて遅めのコースイン。


 ここでメルセデスAMGがペースを上げてハミルトンが1分30秒085のトップタイムを記録。フェルスタッペンは0.233秒差の2番手、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が0.474秒差の3番手となり、これに次ぐタイムを記録したペレスはターン4のトラックリミット違反でタイム削除となってしまった。


 ミディアムのマクラーレン勢が速さを見せ、ダニエル・リカルド(マクラーレン)がタイム削除となったにも関わらずアルファタウリ勢は8番手・9番手に留まった。


 残り4分で各車が2回目のアタックへ。マクラーレン勢がソフトタイヤでコースインする一方で、ここでもメルセデスAMG勢とアルファタウリ勢、そしてペレスはミディアムでタイムアタックに挑んだ。


 ガスリーが大きくタイムを更新したのに対して角田は0.1秒しか更新できずガスリーの0.690秒落ちとなり、13番手で予選Q2敗退となった。ただしこれは決勝に向けてタイヤ戦略を優先した結果とも言える。2回目のアタックでフェラーリ勢が1-2に立ち、マクラーレン勢はソフトタイヤでタイムを記録してQ3ヘ進み、Q2をミディアムで通過したのはメルセデスAMG勢、フェルスタッペン、ガスリーの4台のみ。


 15番手ラッセル、14番手ライコネン、12番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そしてミディアムタイヤでタイムを伸ばしきれなかったペレスが11番手というQ2敗退の顔ぶれとなった。

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)


 Q3の1回目のアタックでは、フェルスタッペンやハミルトン、ガスリーが新品ソフトタイヤを履いてコースインするのに対し、新品が1セットしか残っていないボッタスやマクラーレン勢、サインツJr.は中古のソフトタイヤを履いてアタックし、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)はアタック回数を1回のみとしてピットで待機する。


 ここで新品ソフトのフェルスタッペンが1分29秒526でトップに立ち、ハミルトンは0.023秒の僅差で2番手。ガスリーは0.488秒差で3番手、中古タイヤのボッタスは0.690秒差の4番手となった。その後方にはサインツJr.、リカルド、ランド・ノリス(マクラーレン)と続く。


 残り5分でストロールがコースインし、残り3分半で全車が新品ソフトタイヤで最後のアタックへと向かい、メルセデスAMG勢、ガスリー、フェルスタッペンの順で最後のアタックラップへと入っていく。


 ここでメルセデスAMG勢はフェルスタッペンのタイムを塗り替えていくが、フェルスタッペンが0.388秒もの差を付けて再逆転しポールポジションを獲得してみせた。2番手にハミルトン、3番手ボッタスと続き、4番手にはフェラーリのルクレール、アルファタウリはガスリーが5番手となった。6番手リカルド、7番手ノリス、8番手サインツJr.、9番手アロンソ、10番手ストロールという結果になった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第1戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第1戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第1戦バーレーンGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)



(Mineoki Yoneya)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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